重要だと思うビジネスマナー、トップは「言葉遣い」

 エン・ジャパンが、運営する総合求人サイト『エン転職』上でユーザーを対象に実施した「ビジネスマナーに関する意識調査」結果(有効回答数8042人)によると、仕事を円滑に進める上でのビジネスマナーの必要性の有無は、98%が「必要」(必要:71%、どちらかと言えば必要:27%)と回答した。年代別でみると、20代、30代と比べ40代以上は「必要」との回答が若干多いものの、大きな差はみられなかった。

 仕事を円滑に進める上でビジネスマナーが「必要」との回答者が重要だと思うビジネスマナー(複数回答)は、上位は「言葉遣い(敬語)」(83%)、「挨拶」(81%)、「報告・連絡・相談」(73%)だった。「言葉遣い(敬語)」との回答者からは、「上座下座や名刺交換などは必要になった時に調べて乗り切ることができるが、言葉遣いや挨拶は日常から気を付けていないとその人の癖が出てしまうと思うから」(27歳女性)との声が寄せられている。

 社会人経験3年目までの回答者が、出社制限やテレワークが増えたコロナ禍で、習得が難しかったり、あまり身につけられなかったと感じるマナー(複数回答)は、トップ3が「会食・宴席」(36%)、「社外訪問(受付・コート着脱他)」(32%)、「来客対応(案内・お茶出し他)」(30%)となった。以下、「会議室・タクシー・エレベーター等の上座下座」と「名刺交換」がともに28%で続いている。

 ビジネスマナーの習得方法(複数回答)については、「上司・先輩から教わった」が57%で最も多く、次いで、「職場の新入社員研修」(36%)、「職場のマナー研修」(28%)が続く一方、「特に教わったことはない」との回答も18%あった。20代・30代では、「インターネット(YouTubeほか)」との回答も約2割(20代:19%、30代:18%)あり、ビジネスマナーの習得の方法にも広がりが見られる。

 同調査結果は

https://corp.en-japan.com/newsrelease/2023/32896.html