4月バイト平均時給1143円、前年同月より23円増加

 リクルートのジョブズリサーチセンターが発表した「アルバイト・パート募集時平均時給調査」結果によると、三大都市圏の4月の平均時給は、前年同月比が23円増加(+2.1%)、前月比では増減なしの1143円となった。エリア別でみると、「首都圏」が前年同月比18円増加、前月比は2円増加の1184円、「東海」は同30円増加、同増減なしの1061円、「関西」は同10円増加、同8円減少の1106円だった。

 職種別にみると、前年同月比では、「フード系」(1107円、+5.3%)、「製造・物流・清掃系」(1144円、+2.1%)、「販売・サービス系」(1107円、+1.8%)の3職種でプラス。前月比では、プラスは、「フード系」(+0.6%)、「販売・サービス系」(+0.1%)の2職種のみ。マイナスは、「営業系」(1185円、-1.6%)、「製造・物流・製造系」(-1.0%)「事務系」(1217円、-0.2%)、「専門職系」(1319円、-0.2%)の4職種だった。

 フード系はゴールデンウィーク前の人材確保に向け引き続き上昇(前年同月比+56円)し、三大都市圏全体で過去最高額を更新している。その結果、販売・サービス系と同額になった。学生や主婦・主夫向けの募集を行うにあたっては、彼らは時給の高さだけでなく、学業や家事・育児に影響のない範囲で働くことができる短時間や週1や週2勤務可などの短日数求人のニーズが増している。

 首都圏エリアの平均時給は、前年同月比では18円増加、前月比は2円増加の1184円。職種別でみると、前年同月比では、「フード系」(1147円、+5.1%)、「製造・物流・清掃系」(1182円、+1.8%)、「販売・サービス系」(1135円、+1.2%)の3職種でプラス。前月比では、「フード系」(+0.7%)、「専門職系」(1368円、+0.5%)、「事務系」(1272円、+0.2%)の3職種でプラスだった。

 東海エリアの平均時給は、前年同月比では30円増加、前月比は増減なしの1061円。職種別でみると、前年同月比では、「フード系」(1037円、+4.1%)、「販売・サービス系」(1052円、+3.4%)、「製造・物流・清掃系」(1070円、+2.8%)、「営業系」(1092円、+1.8%)、「事務系」(1066円、+1.7%)の5職種でプラス。前月比では、「フード系」(+0.7%)、「販売・サービス系」(+0.3%)、「事務系」(+0.2%)の3職種でプラスだった。

 関西エリアの平均時給は、前年同月比では10円増加、前月比は8円減少の1106円。職種別でみると、前年同月比では、「フード系」(1065円、+4.8%)、「製造・物流・清掃系」(1113円、+0.6%)、「販売・サービス系」(1088円、+0.6%)の2職種のみでプラス。前月比では、「フード系」(+0.5%)、「販売・サービス系」(+0.1%)の2職種でプラス。「専門職系」(1249円、-2.6%)や「製造・物流・清掃系」(-1.4%)など4職種はマイナスだった。

 同平均時給調査結果は

https://jbrc.recruit.co.jp/data/pdf/202304_AP.pdf