楽天インサイトが、登録しているモニター（約220万人）の中から、全国の20歳～64歳の会社員と会社員管理職の男女1000人を対象に実施した「休暇に関する調査」結果によると、現在の勤め先の休日数は、「週休２日」（90.3％）が９割を占めて最も多く、次いで「週休１日」（7.2％）となった。また、勤め先の休日数が「増えてほしい」と回答した人は67.4％で、「そのままでよい」は31.2％だった。
年代別でみると、「増えてほしい」と回答した20代（75.8％）は全体より５ポイント以上多かった。また、休日が「増えてほしい」と回答した人の理想の休日数は、「３日」（78.0％）が最も多く、年代別でみると「４日以上」計（「４日」と「５日以上」の合計）は、20代・30代が全体より５ポイント以上高かった（20代：22.4％、30代：23.9％）。一方、50代の「４日以上」計は7.3％にとどまり、全体より５ポイント以上低かった。
休日が「増えてほしい」理由（複数回答）は、「趣味の時間を増やしたいから」（49.6％）が最も多く、次いで「体が休まらないから」（46.4％）、「気持ちがリフレッシュできないから」（44.7％）が続いた。性別でみると、女性は「体が休まらないから」（60.5％）、「気持ちがリフレッシュできないから」（54.0％）が男性と比較して10ポイント以上高く、休日に心身のケアを優先している傾向がみられた。
休日の過ごし方は、「自宅で過ごしたい派」が60.9％で、「自宅以外で過ごしたい派」は39.1％。また、休日の主な過ごし方（３つまで複数回答）は、「ゆっくり寝る」（25.6％）が最も多く、次いで「買い物」（24.3％）、「家族との時間」（19.4％）が続いた。性別でみると、女性は「買い物」（31.0％）、「家事」（28.7％）、「友人·知人との時間」（17.0％）が全体より５ポイント以上高い結果となった。
有給休暇の取得については、１日以内の有給休暇を「取得しやすい」は74.6％で、２日以上連続の有給休暇を「取得しやすい」は47.1％。性年代別でみると、女性40代・50代以上は、１日以内の有給休暇を「取得しにくい」が３割以上（女性40代：36.6％、女性50代以上：34.6％）。一方で２日以上連続の有給休暇は「取得しにくい」が約６割となり、有給休暇の取りにくさを感じている傾向がみられた（同58.1％、同61.5％）。
また、２日以上連続の有給休暇を取得しにくい理由（複数回答）は、「自分が休むと同僚に負担がかかるから」が32.7％で最も多く、次いで「休暇をとれる雰囲気が職場にないから」（20.6％）、「休暇の間に業務対応が発生するかもしれないから」（20.4％）。性年代別でみると、40代男性は「休暇をとると他の日に残業することになるから」が28.7％で、40代女性は「自分が休むと同僚に負担がかかるから」が42.6％でそれぞれトップとなった。
同調査結果は