社会人1年生の初任給の使い道は「貯蓄」が1位

 ソニー生命保険が、2月21日~24日の4日間に実施した「社会人1年目と2年目の意識調査」結果(有効回答数1000人)によると、社会人1年生(500名)の初任給の使い道(複数回答)は、「貯金に回す」(44.4%)が最も多くなった。次いで、「生活費(食費など)に充てる」(29.6%)、「親への贈り物を買う」(27.4%)、「親をご馳走につれていく」(25.8%)、「自分にちょっと良い物を買う」(25.2%)が続いた。

 一方、社会人2年生(500名)の初任給の使い道(複数回答)は、「貯金に回す」(34.2%)が最多、次いで、「自分にちょっと良い物を買う」(25.8%)、「生活費(食費など)に充てる」(24.4%)、「親への贈り物を買う」(22.6%)、「親をご馳走につれていく」(19.8%)となった。社会人1年生と2年生の回答を比較すると、「貯金に回す」は、社会人1年生では44.4%と、社会人2年生(34.2%)と比べて10.2ポイント高くなった。

 社会人1年目の生活でかかったお金では、金額の平均をみると、「身だしなみ(スーツ・化粧品など)」では4万2210円、「自己投資(セミナー参加、書籍購入など)」では2万4205円、「プライベートな付き合い・交際」では21万3448円、「実家に入れた金額」では13万6944円。昨年の調査結果と比較すると、かかった金額の平均は、いずれの項目も増加し、特に「プライベートな付き合い・交際」では4万3380円の大幅増加となった。

 社会人2年生が社会人1年目の生活で貯蓄した金額は、「100万円以上」(23.0%)や「50万円~100万円未満」(20.6%)に回答が集まり、平均は49万円となった。昨年の調査結果と比較すると、貯蓄した金額の平均は、2022年62万円→2023年49万円と、13万円減少した。新型コロナの流行が沈静化し外出の機会が増えたり、相次ぐ値上げで出費がかさんだりした結果、貯蓄よりも消費にお金を回した人が多いのではないかとみている。

 また、社会人2年生の30歳時点の目標年収は、「500万円~600万円未満」(21.2%)や「400万円~500万円未満」(18.2%)、「300万円~400万円未満」(16.8%)などに回答が分かれ、平均は520万円となった。男女別にみると、平均は男性558万円、女性481万円。昨年の調査結果と比較すると、男性では2022年572万円→2023年558万円と14万円減少し、女性では2022年477万円→2023年481万円と4万円増加した。

 同調査結果は

https://www.sonylife.co.jp/company/news/2023/files