博報堂の生活総研が、首都・名古屋・阪神在住の20~69歳の男女の消費者1500名を対象に3月に実施した「来月の消費予報」によると、4月の消費意欲指数は47.7点で、前月比は+0.4ポイントの上昇、前年比では+0.3ポイントの低下と、ともにほぼ横ばいとなった。また、特に買いたいモノ・利用したいサービスがある人の割合は、全体では前月比は-1.6ポイント、前年比でも-0.7ポイントの26.8%となった。
消費意欲指数は、調査パネルの一般生活者1500名に対し、「消費意欲(モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求)が最高に高まった状態を100点とすると、あなたの来月(4月)の消費意欲は何点ぐらいか」と質問したもの。例年4月は、3月から消費意欲指数の変動が少ない月。今年も前月比+0.4ポイント、前年比でも-0.3ポイントのほぼ横ばいとなり、前月比・前年比ともに大きな動きはなかった。
消費意欲指数の理由(自由回答)をみると、前月と比べて消費にポジティブな回答、ネガティブな回答とも件数はほとんど変わっていない。具体的にポジティブな回答では、「(新生活・新年度の準備/春だからなど)季節的な意欲向上」が増えているものの、「(旅行など)出費の予定/欲しいものがある」は減っている。ネガティブな回答では、「欲しいもの・意欲がない」が増加し、「金銭的な理由で節約・我慢」は減少した。
前年と比べると、消費にポジティブな回答(22年4月396件→23年4月346件)は減少し、ネガティブな回答(同842件→879件)は増加。具体的にポジティブな回答では、「季節的な意欲向上」が減っている。ネガティブな回答では、「金銭的な理由で節約・我慢」は減っているが、「物価高・値上げ・円安」では大幅に増えている。春に向けた消費意欲は高まるものの、物価高の影響もあってか、それ以外の消費意欲は上がりきらない様子がうかがえる。
「特に買いたいモノ・利用したいサービスがある」人の割合は26.8%で、前月比・前年比ともやや低下している。16カテゴリー別の消費意向をみると、前月比で20件以上増加したのは「家電・AV」のみで、減少したカテゴリーは見受けられなかった。また、前年比では、20件以上増減したカテゴリーはなかった。新生活準備などにより一部のカテゴリーでは意欲が高まるようだが、それ以上の動きはない4月となりそうだ。
同調査結果は
https://seikatsusoken.jp/wp/wp-content/uploads/2023/03/202304-2.pdf