忘・新年会への参加回数、20.6%が「増加しそう」

 グルメ外食総研が、首都圏・関西圏・東海圏在住の20~69歳の男女を対象に実施した「今年度の忘年会・新年会(2022年12月~2023年1月)の動向調査」結果(有効回答数9790人)によると、今年度の忘・新年会への参加回数の見込みは、「昨年度より大きく増えそう」、「昨年度よりやや増えそう」の“増加派”は計 20.6%、「昨年度より大きく減りそう」、「昨年度よりやや減りそう」の“減少派”は計 1.3%で、増加派が減少派を大きく上回った。

 増加派が減少派を大きく上回り、2年連続で回復傾向にあると見込まれるが、性年代別でみると、増加派は20代男性(27.8%)、次いで20代女性(26.4%)が多い。前年度はコロナ禍になって2度目の忘・新年会シーズンにあたり、参加実績が忘年会で平均0.32回、新年会で平均0.17回と、コロナ禍初年度に比べると回復傾向で、今年度も増加派が減少派を上回ることから、引き続き持ち直すと予想している。

 今年度の忘・新年会への参加回数見込みについて、外食で行う場合とオンライン開催で行う場合の参加方法別では、「外食」では“増加派”が計20.2%、“減少派”が計1.1%と、増加派が減少派を大きく上回った。回復する忘・新年会需要の中心は「外食」と予想。一方、「オンライン開催」も増加派が減少派を若干上回っており、コロナ禍で始まったオンライン開催が、外食での忘・新年会が回復基調の中でも一定の割合で残ることを示唆した。

 忘・新年会の予算について、想定予算では、1回当たり「5000円~6000円未満」(34.1%)が最も多く、過去年度の参加費の同価格帯と比べると、最も高い割合を示している。今年度の平均想定予算は4526円(前年比+258円)で過去最高額となった。例年、想定予算よりも実際の参加費のほうが高くなる傾向があることから、今年度の実際の参加費が2年連続して過去最高額を記録する可能性もありそうだ。

 今年度、参加する機会がありそうな忘・新年会の相手は、コロナ禍になって過去2回の忘・新年会シーズンにおいては、2年連続して「友人・知人関係」の割合が最高だったが、今年度は「会社・仕事関係」(25.0%)が最も高かった。コロナ禍前の2019年度の「会社・仕事関係」は45.1%で、これには及ばないものの、2年連続して微増し、回復傾向にある。次いで、「友人・知人関係」(23.5%)が高いが、前年度(25.0%)からは微減している。

 同調査結果は

https://www.hotpepper.jp/ggs/research/article/column/20221212