第54回社労士試験の合格者は2134人、合格率5.3%

 第54回社会保険労務士試験は、8月28日に全国19都道府県の会場で実施したが、受験申込者数5万2251人(うち科目免除者1020人、対前年比3.6%増)のうち、77.8%に当たる4万633人(同841人、同8.9%増)が受験し、2134人(同115人、同▲27.3%減)が合格したことが、厚生労働省が5日に発表した第54回社会保険労務士試験結果で分かった。合格率は前年(7.9%)から▲2.6ポイント減の5.3%だった。

 合格者2134人を年齢階層別割合でみると、「40歳代」が31.7%を占めて最も多く、次いで「30歳代」30.4%、「50歳代」20.1%、「20歳代以下」10.7%、「60歳代以上」7.1%。最年少者は20歳、最高齢者は75歳だった。職業別割合では、「会社員」が61.0%とほぼ6割を占め、次いで「無職」11.0%、「公務員」7.7%などとなっている。また、合格者の男女別割合は、男性が61.9%と約6割を占め、女性が38.1%だった。

 社会保険労務士は、労働・社会保険に関する専門家で、労働社会保険諸法令に基づく申請書類などの作成や労務管理、社会保険に関する相談・指導などを行う。合格者は、労働社会保険諸法令の事務に2年以上従事、または厚労相が指定した講習を修了後に、全国社会保険労務士会連合会に備える社労士名簿に登録することで、社労士となることができる。社労士登録者数は2021年3月31日現在で4万3474人を数える。

 この件は↓

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25424.html