博報堂の生活総研が、首都・名古屋・阪神在住の20~69歳の男女の消費者1500名を対象に5月に実施した「来月の消費予報」によると、6月の消費意欲指数は46.5点で、前月比は-0.4ポイントの微減、前年比では+1.3ポイントの上昇となった。また、特に買いたいモノ・利用したいサービスがある人の割合は、全体では前月比は+0.2ポイント、前年比では横ばいの27.7%となった。
消費意欲指数は、調査パネルの一般生活者1500名に対し、「消費意欲(モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求)が最高に高まった状態を100点とすると、あなたの来月(6月)の消費意欲は何点ぐらいか」と質問したもの。例年6月は、大型連休と夏休みの狭間で消費意欲指数が低下する月だが、今年は前月から微減にとどまった。一方コロナ禍の影響で過去10年の最低値となった前年からは上昇し、コロナ禍前の水準に戻っている。
消費意欲指数の理由(自由回答)は、前月と比べて消費にポジティブな回答は減少(5月389件→6月337件)、ネガティブな回答は増加(5月857件→6月889件)した。具体的には、ポジティブな回答では、「季節的な出費や意欲」(5月174件→6月70件)が大幅に減少し、ネガティブな回答では「5月までに多く使ったのでセーブ」(5月56件→6月117件)が増加。これらは、新学期やGWを経て出費を抑えようとする例年6月らしい動きだ。
また、コロナ禍に関連する回答は前月・前年と比べて減少(21年6月281件/22年5月99件→22年6月58件)。特に消費に対するネガティブな回答は大幅に減少し(同236件/67件→30件)、2020年4月のコロナ流行以降の最少件数となった。消費意欲へのコロナ禍の影響はかなり減少し、例年6月らしい消費意欲を取り戻し、また、5月に浮上した「物価高」(5月116件→6月60件)への懸念は、前月ほどではなくなっているようだ。
カテゴリー別の消費意向をみると、前月比では「飲料」、「化粧品」、「日用品」が20件以上増え、「旅行」が20件以上減っている。一方、前年比では「旅行」、「レジャー」が20件以上増え、「ファッション」が20件以上減っている。大型連休が終わり、前月と比べて消費意向の対象は必需品・日用品などの日常的なカテゴリーに移行しているが、前年よりも外出関連カテゴリーへの意向は高くなっている。
同調査結果は↓
https://seikatsusoken.jp/wp/wp-content/uploads/2022/05/202206-1.pdf