住みたい街(駅)ランキングトップは4年連続吉祥寺

 大東建託が首都圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)居住者を対象に調査(有効回答数5万3853人)した「住みたい街ランキング2022<首都圏版>」によると、「住みたい街(駅)ランキング」の1位は、「街の住みここち(自治体)ランキング」で4位の武蔵野市の「吉祥寺」が4年連続で1位、2位も4年連続で「横浜」となった。3位は、「街の住みここち(駅)ランキング」で1位の高い評価を得ている「みなとみらい」となっている。

 1位の「吉祥寺」は、交通利便性・生活利便性の高さ、イメージの良さ・繁華街等があるから、という上位の街に共通の理由以外に「住みたい街として有名だから」、「個人商店や特徴のあるお店があるから」という特徴がある。2位の「横浜」は、上位の街共通の理由で支持されているが、「現実的には一生住まないと思う」という回答が56.8%と、上位10位のなかで最も高くなっている。

 3位の「みなとみらい」は、上位の街共通の理由の中でも「イメージが良いから」という回答が多く、さらに「よく遊びに行く街だから」と「住んでいると人に自慢できそうだから」という回答が多くなっている。トップ10の駅のうち8駅は、昨年と同じ顔ぶれだが、5位は昨年11位の「東京A(JR山手線)」(日本橋・京橋Aから表記変更)、9位は昨年12位の「新宿A(JR山手線)」がそれぞれ順位を上げてトップ10入りをしている。

 また、「街の住みたい街(自治体)ランキング」では、昨年まで3年連続2位で今回1位となった「世田谷区」は、「街の住みここち(自治体)ランキング」では17位の街。2位は昨年1位の「港区」。2年連続で3位の「武蔵野市」は、「住みたい街(駅)ランキング」で1位の吉祥寺駅がある街。順位変動はあるものの、昨年調査でトップ10入りした自治体が、今回もトップ10にランクインする結果となっており、大きな変動はない。

 なお、「住みたい街が特にない」(40.9%)と「今住んでいる街に住み続けたい」(15.6%)との今住んでいる街肯定派は、合計56.5%で、半数以上が今住んでいる街を評価する結果となっている。また、住みたい理由には、交通利便性・生活利便性・イメージの良さ・繁華街があること等が、住んでいない理由には、家賃が高くて払えない・価格が高くて買えない等がそれぞれ挙げられている。

 同調査結果は↓https://www.kentaku.co.jp/corporate/pr/info/2022/sumitai_shutoken2022.html