エン・ジャパンが運営する総合求人サイト『エン転職』上でユーザーを対象に実施した「コロナ禍のテレワーク実態調査」結果(有効回答数1万1605人)によると、テレワーク制度を使って働いた経験は31%が「ある」と回答した。新型コロナウイルス感染拡大前の2019年に実施した調査では3%が「ある」と回答しており、コロナ前と比較すると10倍の結果になった。年代別でみると、30代が33%と全体平均を上回った。
テレワークの経験者が現在もテレワークを続けているかは、45%が「現在もテレワークを続けている」と回答したが、半数以上は現在テレワークを行っていないことから、テレワークの定着には時間がかかることがうかがえる。テレワークで感じたメリット(複数回答)トップ3は、「通勤ストレスがない」(86%)、「コロナウイルス感染などのリスクを減らせる」(78%)、「人間関係のストレスがない」(40%)だった。
また、満足度については、7割強が「満足している」(「とても満足」36%、「やや満足」36%)と回答し、「満足していない」は9%と10%以下にとどまった。「今後、テレワークで働きたいと思うか(働いたことがある人は、引き続き働きたいと思うか)」と尋ねたところ、67%が「思う」と回答。年代別でみると20代(74%)・30代(71%)が全体平均を上回り、若い世代ほどテレワークを希望することがわかった。
「今後もテレワークで働きたい」との回答者のその理由(複数回答)のトップ3は、「通勤ストレスがないため」(82%)、「コロナウイルス感染などのリスクを減らせるため」(67%)、「通勤時間を気にせず、住む場所を選べるため」(49%)。一方、「今後もテレワークで働きたいと思わない」、「わからない」との回答者のその理由(複数回答)のトップは「仕事とプライベートをハッキリ分けられるか不安なため」(56%)だった。
同調査結果は↓