リクルートが運営するグルメ外食総研が首都圏・関西圏・東海圏在住の20~69歳の男女を対象に実施した「『歓送迎会』&『花見』動向調査」結果(有効回答数9466人)によると、2022年春の「歓送迎会」への参加回数の見込みは、「昨年と変わらない」との回答が2013年の調査開始以来最多(91.7%)となった。増加派(「昨年より大きく増えそう」+「昨年よりやや増えそう」)が計7.4%で前年の計4.1%から増加した。
一邦、減少派(「昨年より大きく減りそう」+「昨年よりやや減りそう」)は計0.8%(前年計7.8%)と大幅に減少。減少派がほとんどいないことから、新型コロナウイルスの感染拡大による影響は下げ止まったといえそうだ。なお、2021年の「歓送迎会」の参加率は、7.6%と、コロナ禍前の2019年の30.9%から2年連続で減少しており、今年も2021年と同程度の参加率となりそうだ。
また、2022年春の「花見」への参加回数の見込みは、「昨年と変わらない」との回答が調査開始以来最多(91.7%)となった。増加派(昨年より(大きく+やや)増えそう」)が計7.7%で前年計4.6%から増加。一方、減少派(「昨年より(大きく+やや)減りそう」)は計 0.6%(前年計4.0%)と、歓送迎会同様に極小。2021年の「花見」の参加率は11.1%と2020年の9.4%から微増しており、今年も前年並みもしくは微増する可能性がありそうだ。
2021年における「歓送迎会」の実際の費用をみると、1回1人あたり「3000円~4000円未満」が最多で26.8%、次いで「5000円~6000円未満」が僅差の 25.9%だったが、2022年の想定額でも「3000円~4000円未満」が最多(28.3%)、2番目に多い価格帯が「5000円~6000円未満」(26.9%)と前年と同様となっている。1回1人あたりの想定支出金額平均は3885円(前年比+142円)で、3年ぶりに増加予測となっている。
一方、「花見」については、2021年の実際の費用と今年の想定金額ともに「2000円未満」が最多で、実績、想定ともに3000円未満が過半数のシェアを占めている。今年の1回1人あたりの想定支出金額平均は2293円(前年比-45円)で、2年連続して前年比マイナスの予想となっている。
同調査結果は↓
https://www.hotpepper.jp/ggs/research/article/column/20220318