寒い冬、旅行といえば何といっても温泉旅行。リクルートライフスタイル社に設置されたじゃらんリサーチセンターがまとめた「人気温泉地ランキング2022」(有効回答数1万3961人)によると、これまでに行ったことがある温泉地のうち、もう一度行ってみたい温泉地(5つまで回答)は、初めてトップが入れ替わり、昨年まで15年連続トップだった「箱根温泉(神奈川県)」の座を「草津温泉(群馬県)」(2565票)が奪った。
以下のランキングは、「箱根温泉」(2485票)、「登別温泉(北海道)」(1748票)、「道後温泉(愛媛県)」(1668票)、「別府温泉郷(大分県)」(1395票)と続き、ベスト5の顔ぶれは4年連続で変わらない。「草津温泉」が選ばれた理由は、「街の雰囲気が好き」(74.7%)、「温泉の効能や泉質が気に入っている」(59.2%)、「箱根温泉」は、「交通の便がいい」(58.7%)、「街の雰囲気が好き」(58.4%)などが上位に挙げられている。
一方、まだ行ったことはないが、一度は行ってみたいという全国あこがれ温泉地ランキング(5つまで回答)では、「乳頭温泉郷(秋田県)」(2413票)が3年連続でトップの座を維持。次いで、「草津温泉」(1956票)、「由布院温泉(大分県)」(1778票)、「銀山温泉(山形県)」(1773票)、「道後温泉」(1673票)と、ここまでがベスト5。以下、「登別温泉」(1574票)、「下呂温泉(兵庫県)」(1388票)、「有馬温泉(兵庫県)」(1311票)などが続く。
最近1年間に行ったことがある温泉地ランキング(複数回答)では、「箱根温泉」(1444票)が昨年と変わらずトップ、以下、「熱海温泉(静岡県)」(964票)、「草津温泉」(856票)、「鬼怒川温泉(栃木県)」(627票)、「下呂温泉」(608票)までがベスト5。ただし、いずれのエリアでも、居住地近郊の温泉地へ多数の票が集まる傾向にあり、関東・甲信越エリアの居住人口の多さが、ランキングの結果に影響しているとみられている。
最近1年間に行ったことがある温泉地の総合満足度(1年間の訪問者100人以上)は、「霧島温泉(鹿児島県)」(満足度95.7%)が1位を獲得。2位に「白骨温泉」(同95.5%)、3位に「八幡平温泉郷(岩手県)」(同95.3%)がランクイン。また、訪問者を50人以上100人未満とした「秘湯部門」では、「小田・田の原・満願寺温泉(熊本県)」(同97.2%)、「久住温泉(大分県)」(同95.5%)、「十勝岳温泉(北海道)」(95.3%)の順となった。
「人気温泉地ランキング」の詳細は↓
https://jrc.jalan.net/wp-content/uploads/2021/12/592f69bd5cb0b9192821757ddfacec21.pdf