住みここち(自治体)トップは、「愛知県長久手市」

 大東建託は、過去最大級の居住満足度調査を行い、「いい部屋ネット街の住みここち&住みたい街ランキング2021<全国版>」として集計した。その結果、住宅地や商業施設が多く立ち並び、豊かな自然も多いベッドタウンの「愛知県長久手市」が、昨年4位から順位を上げて1位となった。2位は、2年連続で「東京都中央区」、3位は、「東京都文京区」が昨年5位から順位を上げる結果となっている。

 以下、4位は「大阪市天王寺区」、5位は「福岡市中央区」、6位は「大阪府箕面市」、7位は「大阪市北区」、8位は「兵庫県芦屋市」、9位は「東京都港区」、10位は「東京都目黒区」と続く。そのほか、昨年1位だった「奈良県王寺町」は、TOP20内で唯一の「町」として、今年は17位。18位は、昨年30位の「千葉県浦安市」、19位は、昨年29位の「千葉県印西市」と、千葉県の自治体がそれぞれ大きく順位を上げている。

 「長久手市」は、名古屋市近郊の恵まれた立地を生かした良好な住環境の整備により、現在も人口が伸び続け、平均年齢も日本一若い、日本有数の活気のあるまち。県の北西部に位置し、名古屋市、尾張旭市、瀬戸市、豊田市、日進市と隣接している。名古屋市のベッドタウンとして発展しており、2005年には愛・地球博も開催された。人口増加が続いており、全国で一番住民の平均年齢が若い街として有名だ。

 「東京都中央区」は、銀座や日本橋など全国的にも有名な商業中心地がある一方、月島や人形町など下町風情のある街もある東京都を代表するエリアのひとつ。また、臨海部の勝どきや晴海周辺は都心部再開発などにより大規模マンションが多数あり、交通利便性だけでなく、生活利便性も高い地域だ。居住者からは、「買い物、交通、通勤がとにかく便利。坂道がない。羽田・成田空港へのアクセスも良い」とのコメントが寄せられた。

 「東京都文京区」は、区全体が唯一山手線の内側にあり、新宿区と台東区の間に位置する。東京大学のある本郷、東京ドームや小石川後楽園に近い水道橋・飯田橋、池袋近くの護国寺や本駒込などを含むエリア。大学や中高一貫校が多くある緑豊かな文教地区でもあり、教育環境が整い、静かさ・治安の評価も高い地域だ。警視庁の発表によると23区内で刑法犯認知件数が最も低いのは文京区で、「治安の良さ」は区の魅力の一つになっている。

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