楽天インサイトが発表した「音楽に関する調査」結果(有効回答数1000人)によると、普段音楽を聴く頻度は、37.7%が「ほぼ毎日」と回答した。20代が特に多く、61.5%がほぼ毎日音楽を聴いている。また、普段音楽を聴く人が音楽を聴くシーン(複数回答)は、「車の運転中」が最も多く56.9%、次いで「家事をしながら」(35.1%)、「電車やバスなど移動中」(25.4%)、「自宅での仕事・勉強中」(24.2%)が続いた。
音楽を聴く1日あたりの平均時間は、平日が51分、休日が54分とほぼ同程度。20代は聴取時間が他年代より長い傾向にあり、1日あたりの平均時間は平日が68分、休日が78分となった。第1回目の緊急事態宣言が発出された2020年4月よりも前と比較した普段音楽を聴く人の音楽の聴取時間の変化は、平日で「増えた」人は19.2%、休日で「増えた」人は14.2%となった。若い年代ほど「増えた」と回答した割合が多かった。
普段音楽を聴く人の音楽の聴取方法(複数回答)は、「インターネット動画配信サイト」と回答した人が最も多く46.2%となり、次いで「音楽CD/DVD」(41.9%)、「テレビ」(34.7%)が続いた。また、音楽を聴くために「お金を使っている」と回答した人は42.9%。1ヵ月の平均金額は2651円となった。年代別では20代と50代が高い傾向にあり、それぞれ3442円、3206円だった。
普段音楽を聴く人のオンラインライブの利用経験は、「ある」と答えた人は19.7%。年代別では、20代の利用経験者(33.4%)が最も多く、60代(10.9%)が最も少ない結果となった。オンラインライブの今後の利用意向は、「今後も積極的に利用したい」(23.0%)、「会場開催と使い分けて利用したい」(18.5%)、「なるべく会場に行きたいが条件によっては利用したい」(35.6%)の合計値で77.2%が利用意向を示した。
普段音楽を聴く人に、音楽に関する情報源として活用しているもの(複数回答)は、「インターネット動画配信サイト」が最も多く61.0%、次いで「テレビ」(49.8%)、「音楽配信サービス」(32.8%)。20代では、「SNS」(37.9%)の活用が他の年代よりも多く、「テレビ」(34.9%)の活用が他の年代よりも低い結果となった。最も活用する情報源については、「インターネット動画配信サイト」(33.8%)がトップであることは変わらない。
同調査結果は↓
https://insight.rakuten.co.jp/report/20210518/?scid=wi_music_210518_top