GWに旅行「行きたい」は10.3%と例年の半分以下

 今年のGWのカレンダーは、5月1日(土)~5月5日(水)が5連休。4月30日(金)を休みにすると、4月29日(木)から7連休となる。JTBがこのほど発表した「2021年ゴールデンウィーク(4月25日~5月5日)の旅行を取り巻く環境と意識調査」結果(有効回答数2万人)によると、期間中に旅行に行くかどうかについては、「行く」と回答した人は調査時点(4月9日~14日)で10.3%となった。

 コロナ禍前のGWの旅行意向は概ね25%で推移していたが、今年は例年の半分以下になっている。旅行に行かない理由(複数回答)としては、「新型コロナウイルス感染症がまだ収束していないから/拡大の懸念があるから」が63.9%で最も多く、次いで「GWは混雑するから」(22.4%)、「家でのんびりしたいので」(15.4%)となっており、新型コロナウイルスの感染拡大が大きく影響している。

 一方で、「GWに旅行に行く/たぶん行く」と回答した10.3%(1535人)の人のその目的や理由(複数回答)については、「リラックスする、のんびりする」が40.6で最も多く、次いで「家族と楽しく過ごす」(38.8%)、「自然や風景を楽しむ」(34.5%)、「食事、地域の味覚を味わう」(30.8%)、「温泉」(27.9%)となっており、旅行先でゆったりと過ごしたい意向がうかがえる。

 旅行に行く人の旅行内容は、旅行の出発日は5連休の初日である「5月1日(土)」(25.8%)が最多。旅行日数は「1泊」が39.2%と最も多く、次いで「2泊」(28.6%)、「3泊」(16.3%)となっている。3泊までの旅行が全体の8割以上を占めており、短期旅行の傾向が表れている。旅行先は、「関東」が20.5%で最多となり、次いで「近畿」(13.7%)、「東海」(11.1%)となっている。

 同行者は、「子供づれ(中学生までの子供がいる)の家族旅行」が25.3%で最多、次いで「夫婦のみ」(22.1%)。一人当たりの旅行費用は、「1万円~2万円未満」が23.8%で最も多く、次いで「1万円未満」(21.3%)、「2万円~3万円未満」(20.1%)。利用交通機関は、「乗用車・レンタカー」が65.0%で最多。利用宿泊施設は、「ホテル」が38.2%で最多、次いで「実家や親族の家」(24.1%)、「旅館」(20.2%)となっている。

 同調査結果は↓

https://press.jtbcorp.jp/jp/2021/04/202142555.html