ネット通販サイトで食品購入増加した人が約4割

 楽天インサイトが発表した「コロナ禍における食生活に関する調査」結果(有効回答数1000人)によると、新型コロナウイルス感染拡大前(2020年2月以前)と現在(2021年2月調査時点)を比較した食品購入場所の利用増減は、利用が増えた場所の上位は「インターネット通販サイト」(40.3%)、「スーパーマーケット」(39.1%)の順となり、対して利用が減った場所の上位は「飲食店」(42.4%)、「デパート・百貨店」(38.8%)だった。

 新型コロナウイルス感染拡大前と現在を比較した、アルコールを除く飲料の普段の消費変化は、「利用が増えた」項目では「お茶類(紅茶・緑茶・ハーブティー等)のティーバッグ」(32.9%)が最も多く、次いで「インスタントコーヒー」、「ドリップコーヒー」、「紅茶・お茶等の茶葉」の利用増加が3割近くとなった。一方、「利用が減った」項目では「缶飲料」(27.2%)、「紙パック飲料(500ml程度)」(24.5%)が挙げられた。

 コロナ禍においての食生活関連の変化では、「自宅外での飲み会の機会が減った」ことに対して「あてはまる」(51.8%)が半数を超え、「あてはまらない」(29.6%)を上回る結果となった。次いで「あてはまる」の回答が多かった項目は「自分が料理をする機会が増えた」(30.6%)、「栄養バランスに気を遣うようになった」(30.1%)、「家族そろって食事をする機会が増えた」(26.7%)、「冷凍食品の利用が増えた」(24.1%)となった。

 「オンライン飲み会」については、「参加したことがあるし、今後も参加したい」が14.3%、「参加したことはあるが、今後は参加したくない」が8.1%となり、参加経験者は22.4%だった。また、「参加したことがあるし、今後も参加したい」(14.3%)、「参加したことはないが、今後は参加してみたい」(13.3%)を合わせると参加意向者は27.6%となった。一方、「参加したことはないし、今後も参加したくない」人は64.3%だった。

 「オンライン飲み会」に参加して良かった点(複数回答)は、「今まで参加できなかった遠方にいる相手とも食事しながら交流ができる」(46.9%)が最多、「節約になる」、「終電を気にしなくてよい」、「人にあわせず自分が食べたい・飲みたいものを選べる」がそれぞれ4割以上となった。悪かった点(同)は、「切るタイミングが分かりにくい」(51.3%)が最多、「オンライン越しだと話しづらい、打ち解けにくい」(43.3%)が続いた。

 同調査結果は↓

https://insight.rakuten.co.jp/report/20210322/