寒い冬、旅行といえば何といっても温泉旅行。リクルートライフスタイル社に設置されたじゃらんリサーチセンターがまとめた「人気温泉地ランキング2021」(有効回答数1万3342人)によると、これまでに行ったことがある温泉地のうち、もう一度行ってみたい温泉地(5つまで回答)は、「箱根温泉(神奈川県)」(2549票)が15年連続でトップとなった。同ランキングは、「じゃらんnet」で予約をした全国の男女を対象に実施したもの。
以下のランキングは、「草津温泉(群馬県)」(2421票)、「登別温泉(北海道)」(1844票)、「道後温泉(愛媛県)」(1679票)、「別府温泉郷(大分県)」(1315票)と続き、ここまでのベスト5の順位は昨年と変わらない。「箱根温泉」が選ばれた理由は、「街の雰囲気が好き」(58.4%)、「交通の便がいい」(57.7%)、「自然に囲まれている」(45.2%)、「温泉の効能や泉質が気に入っている」(31.3%)などが上位に挙げられている。
一方、まだ行ったことはないが、一度は行ってみたいという全国あこがれ温泉地ランキング(5つまで回答)では、「乳頭温泉郷(秋田県)」(2516票)が前年に引き続きトップの座を維持。次いで、「草津温泉」(2209票)、「由布院温泉(大分県)」(1841票)、「道後温泉」(1733票)、5位に前年の11位の「銀山温泉(山形県)」(1659票)と、ここまでがベスト5。以下、「登別温泉」(1576票)、「有馬温泉(兵庫県)」(1499票)などが続く。
最近1年間に行ったことがある温泉地ランキング(複数回答)では、「箱根温泉」(1513票)が昨年と変わらずトップ、以下、「熱海温泉(静岡県)」(993票)、「草津温泉」(891票)、「有馬温泉」(726票)、「鬼怒川温泉(栃木県)」(722票)までがベスト5。ただし、いずれのエリアでも、居住地近郊の温泉地へ多数の票が集まる傾向にあり、関東・甲信越エリアの居住人口の多さが、ランキングの結果に影響しているとみられている。
最近1年間に行ったことがある温泉地の総合満足度(1年間の訪問者100人以上)は、「高湯温泉(福島県)」(満足度96.2%)が3年ぶりに1位を獲得。2位に「別府温泉郷」(同95.2%)、3位に「奥飛騨温泉郷(岐阜県)」(同94.6%)がランクイン。また、訪問者を50人以上100人未満とした「秘湯部門」では、「長湯温泉(大分県)」(同95.5%)、「野沢温泉(長野県)」(同94.4%)、「秋田八万平温泉郷(秋田県)」(92.4%)の順となった。
「人気温泉地ランキング」の詳細は↓
https://www.recruit-lifestyle.co.jp/uploads/2020/12/RecruitLifestyle_jalan_20201210.pdf