新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、飲食店を中心に酒類の国内消費が大きく減少していることから、国税庁では、酒類の国内消費回復・拡大に向けたプロモーションを展開している。その一環としてこのほど、日本ワインをより身近に感じてもらおうと、日本各地のワイナリー情報や日本ワインを楽しむためのレシピ等を紹介する「日本ワインファンサイト」を作成、公開した。
同サイトには国内に約300ほどあるワイナリー情報が掲載されており、地域ごとやワインの種類(赤、白、スパークリング、フルーツワイン、その他)、価格帯での検索が可能で、そのワインが飲める店や購入できる店もチェックできる。「日本ワイン」とは、日本国内で栽培されたブドウのみを使用して、日本国内で製造された果実酒のこと。近年では国際的な賞を受賞するなど、国内外を問わず注目が集まっている。
国税庁ではこれまでも、全国12会場で6種類のワインをテイスティングできる「日本ワインを身近で楽しむ会」を開催するなど、日本ワインの魅力を伝えるイベントを企画してきた。日本ワインファンサイトの公開にあたり国税庁では、「日本ワインにご興味を持って頂くきっかけになれば幸い。ぜひご活用いただき、お好みのワインを見つけてみてください!」と日本ワイン人気の醸造に期待を寄せている。
また、2021年1月23日(土)、30日(土)、2月6日(土)、13日(土)にクラフトビールの魅力を伝える、オンラインによるメーカーと消費者の間のコミュニケーションイベント「クラフトビール・オンラインフェス」を開催。さらに、試飲等が可能なスペースを有する酒販店において、酒類の商品特性の説明や試飲を通じて、酒類への関心を高めてもらうことを目的として、「街の酒屋さんの魅力再発見キャンペーン」を実施する予定という。
国税庁では、「クラフトビール・オンラインフェス」開催にあたり、本事業に賛同し、協力してもらえるクラフトビールメーカーやクラフトビールを販売している料飲店を募集しており、応募については、募集要項を同庁ホームページ上に掲載している。「街の酒屋さんの魅力再発見キャンペーン」実施についても参加者を募集するが、募集方法については、改めて知らせる予定としている。
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