2020年結婚式費用総額平均は362.3万円~ゼクシィ

 結婚情報誌「ゼクシー」(リクルートマーケティングパートナーズ発行)が4月から5月にかけて実施した「結婚トレンド調査2020」結果(有効回答数5392人)によると、挙式、披露宴・披露パーティなど結婚式費用総額の平均は362.3万円で、前回2019年調査(354.9万円)より7.4万円増加した。対象期間中の2019年10月に消費税が10%に増税したが、それを考慮しないでも結婚費用は増加傾向にある。

 結婚費用を地域別にみると、「九州」が387.6万円で最も高く、次いで、「福島」(384.4万円)、「首都圏」(382.6万円)、「茨城・栃木・群馬」(372.5万円)、「四国」(366.9万円)、「静岡」(362.7万円)、「新潟」(362.4万円)の順。逆に低いのは「北海道」の203.8万円がダントツで、以下、「岡山・広島・山口・鳥取・島根」(327.6万円)、「青森・秋田・岩手」(331.0万円)、「富山・石川・福井」(353.3万円)、「東海」(354.1万円)が続いた。

 披露宴・披露パーティの招待客人数の平均は66.3人で、昨年の調査と同程度。地域別にみると、「九州」の92.6人が最も多く、100人を超える地域はない。招待客別の披露宴・披露パーティの招待客人数は、「親族」が年々減少傾向。招待客1人あたりの挙式、披露宴・披露パーティ費用の平均は6.9万円で、年々増加傾向。招待客1人あたりの料理+飲み物費用の合計の平均は19.3千円で、年々増加傾向にある。

 一方、ご祝儀総額の平均は227.8万円で、2019年調査(224.3万円)からは3.5万円増加。また、挙式、披露宴・披露パーティにおけるカップルの自己負担額の平均は154.6万円で、同(149.5万円)から5.1万円増加している。また、挙式、披露宴・披露パーティの費用として、親・親族からの援助があった人は71.3%で、昨年より3.8ポイント増加。援助があった人の援助総額の平均は172.1万円で、同4.3万円増加している。

 なお、昨年10月の消費税増税による挙式、披露宴・ウエディングパーティの変更点(複数回答)をみると、「特に変更しなかった」と回答した人が72.5%と7割強を占めた。影響があった人が回答した変更の内容は、「実施時期を早めた」が12.5%で最も多く、次いで、「予算を増やした」が4.9%、「軽減税率が適用される商品やサービスを選んだ」が4.6%、「予算を減らした」人は2.0%に過ぎなかった。

 同調査結果の詳細は↓

https://souken.zexy.net/data/trend2020/XY_MT20_release.pdf