中途入社者の定着施策に力を入れている企業は41%

 エン・ジャパンが、運営する人事向け総合情報サイト『人事のミカタ』上でサイト利用企業を対象に実施した「中途入社者の定着施策(オンボーディング)実態調査」結果(有効回答数415社)によると、自社の中途入社者の「オンボーディング(定着・戦力化のための入社後の取組み)に「力を入れている」と回答した企業は41%(「力を入れている」7%、「どちらかと言えば力を入れている」34%)となった。

 業種別にみると「IT・インターネット関連」(61%)、企業規模別では「100~299名」(47%)が、他に比べて力を入れている企業が多い。一方、「力を入れていない」と回答した企業は53%と半数以上。「オンボーディングに力を入れている」と回答した企業が中途入社者の「定着・戦力化」に取り組む理由(複数回答)は、「離職率を下げたいから」(82%)が最多、次いで「採用や育成の経費を無駄にしたくないから」(70%)が続いた。

 対して、「オンボーディングに力を入れていない」と回答した企業の理由(複数回答)は、最多は「予算や人員が足りないから」(50%)、次いで「何から取り組めば良いか分からないから」(45%)だった。また、中途入社者の定着・戦力化のために、現在実施している取組み(複数回答)は、「入社1ヵ月以内の導入研修」(66%)、「ランチや飲み会などの歓迎イベント」(65%)、「ハラスメントなどの相談窓口」(60%)がトップ3だった。

 自社の中途入社者の定着率については、28%が「定着率が高い」(「定着率がとても高い」10%、「定着率が高い」18%)と回答。「定着率が低い」(「定着率がとても低い」6%、「定着率が低い」27%)の33%を下回る結果になった。自社の中途入社者のパフォーマンスについては、24%が「パフォーマンスが高い」(「パフォーマンスがとても高い」3%、「パフォーマンスが高い」21%)と回答している。

 同調査結果は↓

https://corp.en-japan.com/newsrelease/2020/24342.html