明治安田生命保険が発表した「健康に関するアンケート調査」結果(有効回答数5640人)によると、ステイホーム・コロナ禍を機に約半数(45.1%)の人が「健康意識が高まった」と回答した。具体的に高まった健康意識(複数回答)は、「食事・栄養に気を配るようになった」(50.9%)、「運動を心がけるようになった」(35.3%)、「ストレスをためないように心がけるようになった」(22.8%)がトップ3となった。
緊急事態宣言中のステイホーム・コロナ禍の影響による自身の健康状態、生活習慣の変化については、「運動不足・食生活の乱れで体重が増えた」との回答が21.2%、さらに「ストレスが増えた」が24.1%という結果になった。男女別にみると、「運動不足・食生活の乱れで体重が増えた」(男性18.3%⇔女性24.2%)、「ストレスが増えた」(男性20.0%⇔女性28.2%)と、男性に比べ女性のほうが「影響があった」と回答している。
ステイホーム・コロナ禍を受けた中での自身の健康への実感は、「不健康になった」との回答の合計は2.8%、「変わらない」が49.1% に対し、「健康になった」との回答の合計は48.1%と、約2人に1人が新型コロナウイルス感染拡大以前と比べて「健康になった」と実感。食生活の見直しや運動機会の創出など、健康増進に向けて生活習慣の改善に取り組む人が増え、「健康になった」と実感している人が多い結果となっているようだ。
健康になったと実感している人のうち、約4割(40.1%)の人が日常的に「運動・スポーツを行っている」と回答。行っているスポーツ(複数回答)は、「ウォーキング」(57.0% )、次いで「体操(ヨガ・エアロビクスなどを含む)」(22.7%)、「ランニング(ジョギング)」(17.1%)と続いた。密にならない、手軽にできる「ウォーキング」や、自宅で気軽にできる「体操」、「ヨガ」などの『巣ごもり』運動・スポーツが人気のようだ。
また、健康になったと実感している人のうち、8割以上(81.9%)の人が「健康的な食生活を意識している」と回答。男女別でみると、「健康的な食生活を意識している」との回答は、男性が75.0%に対し女性は88.7%と、女性のほうが健康的な食生活を意識している結果となった。具体的な食生活への取組み(複数回答)は、「野菜を多く食べている」(60.3%)が最も多く、次いで「塩分を控える」(57.3%)となった。
同調査結果は↓
https://www.meijiyasuda.co.jp/profile/news/release/2020/pdf/20200902_01.pdf