マイナビが、2022年3月卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に7月下旬に実施した「マイナビ 2022年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査」結果(有効回答数5015人)によると、新型コロナウイルス感染拡大のなか、7月にインターンシップに応募したことがある学生は85.9%と前月より6.3ポイント増加した。また、参加したことがある学生は24.7%と前月より15.6ポイント増加した。
7月に活動した項目として最多は「インターンシップエントリーをした」(71.2%、前月比+62.5ポイント)。6月の最多が「業界研究」だったことから、学生は6月にインターンシップの応募先を検討し、7月にインターンシップ応募へと行動を移したことが分かる。また、今月受けた選考での最多項目は「エントリーシート」選考で 54.3%。8月から9月にかけて、インターンシップに参加する学生が増えることが見込まれる。
7月にインターンシップに参加した学生のうち、参加したインターンシップの形式が「WEBのみ(対面なし)」と回答した割合は73.9%だった。例年、夏のインターンシップは学生の夏季休暇期間である8月が実施・参加のピークだが、WEBのインターンシップでは時間や場所の制約を受けにくいため、7月でも実施・参加がしやすいものになった、と推察されている。
7月にWEBのインターンシップに参加した学生に、WEB開催のインターンシップを通して企業や仕事が理解できたかを聞いたところ、「理解できた」(49.0%)、「どちらかというと理解できた」(46.7%)との合計95.7%が「理解できた」と回答。また、WEB開催の満足度については、「満足できた」(42.6%)、「どちらかというと満足できた」(47.6%)を合わせると90.2%が「満足できた」と回答した。
WEBのインターンシップに満足した理由として、「企業側の工夫」、「質問のしやすさや丁寧な回答などの配慮」、「感染症の不安のなさ」、「参加のしやすさ」等が挙がった。一方、不満足であった理由として、「グループディスカッションなどでコミュニケーションが取りにくい」、「質問がしにくい」等が挙がった。WEBのインターンシップでは、対面のインターンシップ以上に特にコミュニケーションの面での細やかな配慮が必要だといえる。
同調査結果は↓
https://saponet.mynavi.jp/wp/wp-content/uploads/2020/08/ispre2207.pdf