ビズネスホテル、利用者多い「東横イン」「アパホテル」

 イードが発表した「ビジネスホテルに関する調査」結果(有効回答数1578人)によると、直近5年間で泊まったことのあるホテルで、宿泊した人の割合が最も高いのが「東横イン」(41.7%)、続いて「アパホテル」(39.0%)だった。ビジネスホテルを選ぶ際に重視する点(複数回答)は、最多が「価格」(74.4%)で7割強が重視し、続いて「立地」(59.3%)、「清潔さ」(44.1%)。「朝食」(32.5%)も3割の人が重視している。

 泊まったホテルに対する満足度については、どのホテルも「不満」、「やや不満」と答える人はあまりおらず、ほとんどが「満足」、「やや満足」と答えている。中でも「満足」と答えた割合が最も多いのが「ホテルメッツ」(54.8%)、続いて「ドーミーイン」(51.1%)、「ダイワロイネットホテルズ」(50.0%)だった。この3つのホテルは、宿泊者の半数以上が「満足」と答えている。

 満足度が高い「ホテルメッツ」で満足した点(複数回答)として挙がったのが、多い順に「立地」(59.7%)、「清潔さ」(50.9%)。特に「立地」は6割が満足点として挙げ、平均(40.8%)を大きく上回っている。「立地」だけでなく、「清潔さ」、「部屋の設備」(46.5%)、「朝食」(43.7%)、「接客」(41.8%)など、他の多くの項目も平均(各31.3%、24.7%、28.0%、18.7%)を上回っており、あらゆる点で満足度が高いことが特長だ。

 また、「ドーミーイン」の満足した点(複数回答)では、多い順に「大浴場」(41.8%)、「朝食」(40.8%)。ドーミーインの最大の特長でもある「大浴場」は平均(11.6%)を大きく上回っているが、その他の項目、例えば「価格」(32.7%)や「立地」(27.9%)は平均(各46.0%、40.8%)を下回っている。「ダイワロイネットホテルズ」の満足した点(複数回答)では、多い順に「清潔さ」(42.6%)、「立地」(40.0%)だった。

 では、宿泊者の多い「アパホテル」、「東横イン」はどうだろうか。「アパホテル」で満足した点(複数回答)として挙がったのが、多い順に「立地」(45.7%)、「価格」(45.5%)。また、「大浴場」(25.1%)が平均(11.6%)を上回っている。「東横イン」では、多い順に「価格」(59.2%)、「立地」(47.0%)。特に「価格」は6割近くの人が満足をしている。また、「予約のとりやすさ」(34.1%)が平均(23.7%)を上回っている。

 同調査結果は↓

https://u-site.jp/survey/business-hotels-2