もう一度行きたい温泉地トップは14年連続「箱根」

 寒い冬、旅行といえば何といっても温泉旅行。リクルートライフスタイル社に設置されたじゃらんリサーチセンターがまとめた「人気温泉地ランキング2020」(有効回答数1万1488人)によると、これまでに行ったことがある温泉地のうち、もう一度行ってみたい温泉地(5つまで回答)は、「箱根温泉(神奈川県)」(2053票)が14年連続でトップとなった。同ランキングは、「じゃらんnet」で予約をした全国の男女を対象に実施したもの。

 以下のランキングは、「草津温泉(群馬県)」(1967票)、「登別温泉(北海道)」(1501票)、「道後温泉(愛媛県)」(1402票)、「別府温泉郷(大分県)」(1236票)と続き、ここまでのベスト5の順位は昨年と変わらない。「箱根温泉」が選ばれた理由は、「街の雰囲気が好き」(58.5%)、「交通の便がいい」(56.0%)、「自然に囲まれている」(45.2%)、「温泉の効能や泉質が気に入っている」(32.4%)などが上位に挙げられている。

 一方、まだ行ったことはないが、一度は行ってみたいという全国あこがれ温泉地ランキング(5つまで回答)では、「乳頭温泉郷(秋田県)」(2001票)が前年まで13年連続トップの「由布院温泉」(1865票)を逆転して1位、3位が「草津温泉(群馬県)」(1822票)、4位「道後温泉」(1473票)、5位「登別温泉」(1358票)までがベスト5。以下、「下呂温泉(岐阜県)」(1218票)、「別府温泉郷」(1168票)などが続く。

 最近1年間に行ったことがある温泉地ランキング(複数回答)では、「箱根温泉」(1324票)が昨年と変わらずトップ、以下、「熱海温泉(静岡県)」(904票)、「草津温泉」(819票)、「鬼怒川温泉(栃木県)」(705票)、「有馬温泉(兵庫県)」(644票)までがベスト5。ただし、いずれのエリアでも、居住地近郊の温泉地へ多数の票が集まる傾向にあり、関東・甲信越エリアの居住人口の多さが、ランキングの結果に影響しているとみられている。

 最近1年間に行ったことがある温泉地の総合満足度(1年間の訪問者100人以上)は、「奥飛騨温泉郷(岐阜県)」(満足度96.0%)が前年に引き続き1位、2位「野沢温泉(長野県)」(同95.3%)、3位「乳頭温泉郷」(同95.1%)。また、訪問者を50人以上100人未満とした「秘湯部門」では、1位「湯平温泉(大分県)」(同98.1%)、2位「乗鞍高原温泉(長野県)」(同94.9%)、3位「龍神温泉(和歌山県)」(94.7%)となった。

 「人気温泉地ランキング」の詳細は↓

https://www.recruit-lifestyle.co.jp/uploads/2019/12/RecruitLifestyle_jalanOnsen2019_20191210.pdf