パーソルキャリアが運営する転職サービス「doda(デューダ)」は、11月23日(土・祝)の「勤労感謝の日」を前に、全国の20~30代男女400名を対象に「土日・祝日に働くこと」に対しての意識調査を行った。その調査結果によると、土日・祝日に働いている、いないにかかわらず、「土日・祝日に働くこと」にネガティブな印象を持っている人が64.8%と、約6割いることが分かった。
実際に、土日・祝日に勤務する人からは、「皆が休んでいるときに休みたい」、「家族との時間がなかなか取れない」といった声が寄せられている。土日・祝日の勤務を見込んだ上で就職したものの、家族ができたり、友人も社会人になったりすることで時間が合わないなど、環境の変化によって、土日・祝日に働くことがネガティブな印象に変わっている人が多いのかもしれない。
一方で、土日・祝日に勤務する人のうち約6割(62.2%)が、働いていることに対して人から感謝を伝えてもらえると勤労意欲が上がると回答。特に「お客様」(41.5%)、「上司」(37.8%)、「パートナー」(32.9%)から、「感謝の言葉」を伝えられると勤労意欲が上がるという結果だった。また、「勤労感謝の日」にしたい、してもらいたいことは、「一人の時間を過ごしたい」(33.5%)、「感謝をしてもらいたい」(27.0%)が約3割だった。
このように、「勤労感謝の日」に、感謝を期待している人が一定層いることがうかがえる結果となった。実際に、土日・祝日休みの人のうち約6割(60.4%)は、土日・祝日に勤務する人へ感謝の気持ちを感じたことがあると回答している。感謝を伝えられる場ができれば、「勤労感謝の日」が土日・祝日に勤務する人にとっても、ポジティブな一日になる可能性があるといえよう。
今回の調査結果からは、祝日である「勤労感謝の日」に勤務している人の中には、できれば休みたいと祝日に働くことに後ろ向きな思いを抱える人がいることが分かる。一方で、土日・祝日の勤務であっても、お客様や上司、パートナーなどから「感謝の言葉」をかけられることで、勤労意欲が上がることも分かった。「勤労感謝の日」には、感謝を期待している人が一定層いることもうかがえる調査結果だった。
同調査結果は↓
https://www.persol-career.co.jp/pressroom/news/research/2019/20191114_03/