結婚情報誌「ゼクシー」(リクルートマーケティングパートナーズ発行)が4月から5月にかけて実施した「結婚トレンド調査2019」結果(有効回答数5305人)によると、挙式、披露宴・披露パーティなど結婚式費用総額の平均は354.9万円で、前回2018年調査(357.5万円)より2.6万円減少したが、2013年調査(340.4万円)からは14.5万円増加した。招待客1人あたりの費用は年々増加し、招待客に対するおもてなし志向は引き続き高い。
結婚費用を地域別にみると、「福島」が387.3万円で最も高く、次いで、「九州」(382.7万円)、「首都圏」(377.9万円)、「静岡」(370.2万円)、「新潟」(364.1万円)、「茨城・栃木・群馬」(364.0万円)の順。逆に低いのは「北海道」の200.2万円がダントツで、以下、「青森・秋田・岩手」(318.4万円)、「関西」(333.9万円)、「岡山・広島・山口・鳥取・島根」(341.1万円)「富山・石川・福井」(342.5万円)が続いた。
披露宴・披露パーティの招待客人数の平均は69.3人で、前回調査から0.1人減と減少傾向にある。地域別にみると、「九州」の90.1人が最も多く、100人を超える地域はなくなった。招待客別の披露宴・披露パーティの招待客人数は、「親族」が年々減少傾向。招待客1人あたりの挙式、披露宴・披露パーティ費用の平均は6.8万円で、年々増加傾向。招待客1人あたりの料理+飲み物費用の合計の平均は19.0千円で、年々増加傾向にある。
一方、ご祝儀総額の平均は224.3万円で、2018年調査(232.8万円)からは8.5万円減少した。また、挙式、披露宴・披露パーティにおけるカップルの自己負担額の平均は149.5万円で、同(142.8万円)から6.7万円増加している。また、挙式、披露宴・披露パーティの費用として、親・親族からの援助があった人は72.0%で、前年より1.3ポイント増加。ただし、援助があった人の援助総額の平均は167.8万円で、同6.7万円減少している。
結婚式に対する考え方で、「結婚式は列席者に感謝の気持ちを伝える場だ」は、「非常にそう思う」が72.7%、「ややそう思う」が20.6%で、「思う・計」は93.3%。また、「結婚式は人生を振り返り、自分の生き方を再認識する場だ」は、「非常にそう思う」が34.8%、「ややそう思う」が32.8%で、「思う・計」は67.6%で、2015年調査から3.7ポイント増加した。妻の年齢別では、29歳以下が30歳以上を上回り、「思う・計」が約7割を占める。
同調査結果の詳細は↓
https://souken.zexy.net/data/trend2019/XY_MT19_release_00zenkoku.pdf