パーソルキャリアが運営する転職サービス「doda(デューダ)」は、20歳~59歳のビジネスパーソン1万5000人を対象に、仕事に対する満足度調査を実施し、その結果を発表した。同調査は、現在就いている職種について、『総合』、『仕事内容』、『給与・待遇』、『労働時間(残業・休日など)』、『職場環境(社風・周囲の社員など)』の5つの指標別に、満足度を100点満点で回答してもらった結果をまとめたもの。
調査結果によると、仕事満足度ランキングの各指標の平均点は、『総合』が64.7点(昨年62.2点)、『仕事内容』が69.2点(同64.2点)、『給与・待遇』が62.6点(同56.5点)、『労働時間』が73.6点(同66.5点)、『職場環境』が66.9点(同60.3点)となり、すべての指標で昨年を上回った。5つの指標の中では『労働時間』に対する満足度が最も高く、昨年に比べて7.1点アップし、「働き方改革」がより浸透してきたというコメントが多く集まった。
全118職種の中で『総合』満足度が最も高かった職種は、1位が「内装設計・インテリア(建築/土木系エンジニア)」(73.5点)、2位が「MR(営業)」(72.8点)、3位が「英文事務(事務/アシスタント)」(72.3点)。1位の「内装設計・インテリア」は、『職場環境』以外の4つの指標で満足度が平均70点を超えた。特に『仕事内容』に対する満足度が高く、仕事そのものを楽しんでいるコメントが多く見られた。
2位の「MR(営業)」は、昨年1位、一昨年2位と、高い満足度を維持している。全ての指標で70点を超える高い満足度であり、中でも『給与・待遇』と『労働時間』が満足度を高める要因と考えられる。3位の「英文事務(事務/アシスタント)」は、『総合』、『仕事内容』、『労働時間』、『職場環境』の4つの指標で満足度が高く、特に『職場環境』の満足度が全118職種の中で2番目という結果だった。
昨年は企画・管理系の職種が上位10職種のうち5つを占めていたが、今年は技術系の職種が5つを占める結果となった。この5つの職種では、特に『労働時間』の満足度が高く、自身の裁量で業務時間を調整できるため満足していることがうかがえる。また今回、仕事満足度『総合』が高い職種は、『給与・待遇』の満足度も高いことも分かった。自身の仕事や評価にあった給与が払われていると感じると、仕事への満足度が高くなるとみられる。
同調査結果は↓
https://www.persol-career.co.jp/pressroom/news/research/2019/20190909_02/