パーソルキャリアが運営する転職サービス「doda(デューダ)」が発表した「転職成功者の年齢調査」結果によると、2019年上半期の6ヵ月間に転職した人たちの平均年齢は31.7歳で、前回(2018年下半期)から変わらなかった。男女別でみると、男性の平均年齢は32.6歳で前回から0.2歳アップしたが、女性は前回と同じ29.8歳。2007年には27.6歳だった女性の転職年齢は徐々に上がり続け、ここ3年ほど高止まりの傾向にある。
年齢の内訳をみると、最も割合が高いのは「25~29歳」の39.6%、次いで「30~34歳」の23.1%、「40歳以上」の14.4%が続く。前回(2018年下半期)と比べると、「30~34歳」、「35~39歳」の割合が下がっている。一方で割合が上がっている「24歳以下」、「25~29歳」、「40歳以上」は、転職者の数で比較しても増加していることが分かった。
職種別にみると、「企画・管理系」(35.0歳)が前回調査に引き続き、平均年齢が最も高い結果になった。また、2007年以降では「専門職系」(34.4歳)が「技術系(建築/土木)」(33.4歳)の平均年齢を初めて上回り、2番目に高くなった。一方で、「技術系(建築/土木)」の平均年齢は2015年下半期の37.0歳をピークに下降傾向にあり、前回調査と比べ0.9歳下がった。そのほかの職種については、大きな変化はなかった。
職種別の年齢の内訳をみると、20代以下が半数を超えているのが「営業系」、「販売/サービス系」の2つ。特に「営業系」については前回が59.6%で、今回は61.5%と、20代以下が多い傾向が続いている。また前回20代以下と30代で12.8ポイントの差があった「企画・管理系」は、今回も30代の割合のほうが高いものの、その差は1.7ポイントまで縮まっており、30代に次いで、20代以下の転職割合も大きく伸びた。
同調査結果は↓
https://www.persol-career.co.jp/pressroom/news/research/2019/20190819_01/