明治安田生命がこのほど発表した「夏に関するアンケート調査」結果(有効回答数1680人)によると、夏休みに使う金額の平均額は、昨年から1万5743円減少の6万8071円と調査開始以来最低額となり、今年は“節約の夏”となりそうだ。男女別でみると、男性は7万2845円と昨年から4028円減少した一方 、女性は6万3298円と同2万7457円の大幅減少となり、特に女性において、「節約意識」が強いことが分かった。
夏休みに使うお金を減らす理由(複数回答)は、社会保障制度等、将来に対する漠然とした不安感から、1位は「今後の出費予定に備えるため」(34.6%)、2位は「預貯金に回すため」(31.4%)だった。 年代別にみると、2位の「預貯金に回すため」との回答割合は、男性20代が47.4%、女性20代が42.3%、女性30代が46.7%と、他の世代に比べ高い結果となり、特に若い世代において、貯蓄志向が強い結果となった。
次いで3位には「(10月に)消費増税が控えているため」(29.6%)がラン クイしており、 消費増税は少なからず消費者心理に影響を与えているようだ。また、4位には「5月のGW(10連休)に使ったため」(17.0%)がランクイン。今年のGWは、新天皇の即位に伴い史上初の10連休となり、国内外の旅行等へ例年以上にお金を使った人が多かったことも、夏休みの予算の減少につながっているようだ。
夏休みの過ごし方(複数回答)は、1位は「自宅でゆっくり」(56.2%)、2位は「帰省」(14.6%)、3位は「国内旅行」(13.4%)。“節約の夏”は、「自宅でゆっくり」派が圧倒的に多く、旅行もコストを抑え、「帰省」や「国内旅行」で済まそうという考えが多いのかもしれない。夏休みの過ごし方で「国内旅行」と回答した人の行き先(複数回答)では、昨年、調査開始以来初めて首位から陥落した「関東」(29.3%)がトップに返り咲いた。
夏休みの日数についての「理想」と「現実」では、「理想」は「15.6日間」、「現実」は「8.1日間」と、「理想」と「現実」のギャップには約1週間の乖離がみられた。夏休みの日数の増減は、「変わらない」が82.6%と大多数を占め、「増える」はわずか10.0%にとどまった。政府が推進する「働き方改革」により、企業の間でも「ワーク・ライフ・バランス」を意識した取組みが進んでいるが、夏休みへの影響はまだまだ限定的のようだ。
同調査結果は↓
https://www.meijiyasuda.co.jp/profile/news/release/2019/pdf/20190719_01.pdf