ジェーシービー(JCB)が、2019年10月の消費増税及びキャッシュレス・消費者還元制度の施行に伴い、キャッシュレス決済に関して、全国の20~60代の一般消費者1000名と、20~60代の特定職業従事者(コンビニ/居酒屋のレジ業務担当、タクシー運転手 以下:会計担当者)300名を対象にインターネット調査を実施したところ、約6割の人が週に1回以上キャッシュレス決済を利用していることが分かった。
現在のキャッシュレス決済の利用頻度は、「1日に4回以上」が3.1%、「1日に2・3回程度」6.6%、「1日に1回程度」10.6%、「週に3・4回程度」17.1%、「週に1回程度」20.6%となり、約6割(58.0%)の人は週に1回以上キャッシュレス決済を利用している。また、5人中4人(80.7%)が「現金支払いよりもキャッシュレス決済のほうが便利」と回答。大多数の人がキャッシュレス決済の利便性を認識していることがうかがえる。
決済方法がお店選びに与える影響については、2人に1人(53.5%)が、会計時にキャッシュレス決済ができないお店は「次回以降の来店意欲が下がる」と回答。さらに実際の行動として、来店を取りやめた経験があるかを尋ねたところ、約4割(39.3%)が「来店を取りやめた経験がある」と回答しており、お店の印象だけではなく、実際の来店にも大きな影響を与えている実態が明らかになっている。
本年10月から開始となる「キャッシュレス・消費者還元制度」に伴い、キャッシュレス決済をした場合に「最大ポイント5%還元」となるが、この制度が始まったあと、現金支払いとキャッシュレス決済のどちらで支払いをしたいかは、4人中3人(75.7%)が「キャッシュレス決済で支払いたい」という結果になった。“ポイント還元が受けられる”というメリットが、選ぶ決済手段に影響していることがうかがえる。
なお、会計担当者に、お客さんの会計時に、現金支払いとキャッシュレス決済のどちらが楽かを尋ねたところ、「コンビニ店員」の8割(81.0%)、「居酒屋店員」の6割(65.0%)、「タクシー運転手」の6割(64.0%)が現金支払いよりもキャッシュレス決済が楽だと回答。この結果から、会計担当者は、現金よりもキャッシュレスを歓迎しているという事実が明らかになっている。
同調査結果は↓
https://www.global.jcb/ja/press/news_file/file/20190718_cashless.pdf