ミドル世代の転職者に企業が求めるリーダー像とは

 エン・ジャパンが、運営するミドル世代のための転職サイト「ミドルの転職」上で、サイトを利用している転職コンサルタントを対象に実施した「求められるリーダー像についての調査」結果(有効回答数117人)によると、ミドル世代の転職者に企業が求めるリーダー像に多いタイプは、メンバーや組織の主体性を引き出す「支援型(サーバント型)リーダー」(34%)が最も多かった。

 次いで、カリスマ性や変革性により組織を統率する「統率・支配型リーダー」(25%)、権威・権限で統率する「管理型リーダー」(21%)が続く。また、これからのリーダーに求められる力(複数回答)のトップ3は、「メンバーが活躍しやすい環境を作り出せる」(60%)、「職場やメンバーを支援し、目標達成に導ける」(58%)、「達成に向け現実的なプロセスを構築できる戦略性」(54%)だった。

 さらに、上記の回答に当てはまるリーダー像を実在の経営者に例えてもらうと、全体での上位3名に挙げられたのは「孫正義」、「稲盛 和夫」、「柳井 正」だった。回答別でみると、活躍環境の創出では、「稲森和夫」、「孫正義」、「柳井正」、目標達成の推進では、「孫正義」、「松下幸之助」、「稲森和夫・柳井正」、戦略性では、「孫正義」、「稲森和夫」、「柳井正」がそれぞれトップ3名に挙げられている。

 「近年、ミドル世代の転職者に企業が求めるリーダー像は変化していると感じるか」との質問に対しては、85%が「変化していると感じる」(「変化していると感じる」39%、「どちらかといえば変化していると感じる」46%)と回答。特に変化を感じる業界は、「メーカー」(63%)、「IT・インターネット」(54%)、企業タイプでは、「中堅・中小企業」(59%)、「大企業」(52%)が多く回答された。

 上記の質問で「ミドル世代の転職者に対し、企業が求めるリーダー像が変化していると感じる」とした回答者に、リーダー像の変化に対応するため、幹部教育を行なっている企業は増えていると感じるかを質問すると、62%が「増えていると感じる」(「増えていると感じる」40%、「どちらかといえば増えていると感じる」22%)と回答している。

 同調査結果は↓

https://corp.en-japan.com/newsrelease/2019/17524.html