今年のGWは、4月27日(土)~5月6日(月)の10連休。JTBが発表した「2019年ゴールデンウイークの旅行動向調査」結果(有効回答数2060人)によると、GW期間中に帰省を含めて旅行に「行く」(12.1%)、「たぶん行く」(14.2%)との回答の合計は、26.3%となり、昨年より1.1ポイント増加した。旅行に行く回数は、「国内旅行1回」(45.2%)が最多だが、「国内旅行3回以上」が29.8%、「国内・海外旅行の両方」も4.5%あった。
一方、旅行に行かない理由(複数回答)では、「GWは混雑する」(46.9%)、「GWは旅行費用が高い」(36.5%)、「家でのんびりしたい」(25.1%)が多く、この傾向は例年と変わりなかった。また、GW休暇の自分と家族の予定については、「自分も家族も10連休以上」は21.7%、「自分は10連休以上だが、家族は10連休未満」は9.8%で、自分自身が10連休以上の休暇がある人は、合計で31.5%だった。
海外旅行について、日本人の出国者数は2018年に1895万人と過去最高を記録したが、2019年に入ってからも、1月、2月は前年を上回って推移。GW中は昨年同期を6.9%上回る66.2万人と過去最高値を推計している。アンケートによると、旅行日数は、「3泊4日」(17.6%)、「4泊5日」(17.6%)が同率で多く、5泊6日以上はすべて前年より増加しており、長い休みを利用した中長距離旅行が増えそうだ。
旅行先では、「ハワイ」(12.8%)の人気は根強く、地域でみると「東南アジア」(19.6%)、「ヨーロッパ」(15.5%)が人気。同行者は、「家族連れ」(56.8%)が最多、中でも「夫婦のみ」(23.6%)は減少し、「子供連れ(中学生まで)」(16.2%)が増加している。一人当たりの予定費用は、「20万円~30万円未満」が18.2%と最多だが、「30万円~40万円未満」(14.9%)は前年より9.4ポイント増加している。
一方、今年のGWの国内旅行人数は過去最高値の2401万人(前年同期比1.1%増)と推計。帰省やのんびりリラックスする旅など長めの家族旅行が多くなりそう。アンケートによると、旅行日数は、「1泊2日」(36.9%)が最多だが、「3泊4日」(16.1%)、「5泊6日」(3.5%)はそれぞれ前年より1.2 ポイント増加。旅行の目的は、「帰省、離れて暮らす家族と過ごす」(19.0%)が最多で、前年からは1.4ポイント増加している。
同行者は、「家族連れ」(66.6%)、中でも「子供連れ(中学生まで)」(28.8%)が前年より4.6ポイント増加し、子供連れの家族旅行が多くなりそう。利用交通機関は、「乗用車」(63.6%)が多く、利用宿泊施設は、「ホテル」が53.3%。一人当たりの予定費用は3万6800円(前年3万6200円)。出発予定日は4月27 日(土)、5月1日(祝)が多く、複数回の旅行を検討する人も多いことからピークは2回となっている。
同調査結果は↓https://www.jtbcorp.jp/scripts_hd/image_view.asp?menu=news&id=00239&news_no=247