青少年の6割がスマホでインターネット利用~内閣府

 内閣府がこのほど公表した「2018年度青少年のインターネット利用環境実態調査」結果速報によると、満10歳から満17歳の青少年の93.2%が、インターネットを利用していると回答した。インターネットを利用する機器は、「スマートフォン」(62.8%)、「携帯ゲーム機」(30.3%)、「タブレット」(30.2%)が上位。学校種別でみると、「高校生」の99.0%がインターネットを利用していると回答している。

 インターネットを利用すると回答した青少年が子供専用の機器を利用している割合は、「学習用タブレット」(91.0%)、「携帯音楽プレイヤー」(87.7%)、「子供向けスマートフォン」(80.6%)、「スマートフォン」(79.9%)などで高い。スマートフォンでは、学校種が上がると子供専用の割合が高くなり、「小学生」は35.9%、「中学生」は78.0%、「高校生」では99.4%が子供専用と回答している。

 インターネットを利用する青少年の利用内容の内訳は、高校生では「コミュニケーション」(89.7%)、「動画視聴」(87.4%)、「音楽視聴」(80.6%)が上位。本年度新たに追加した選択肢である「勉強・学習・知育アプリやサービス」は48.4%。中学生では「動画視聴」(80.9%)、「ゲーム」(74.1%)、「コミュニケーション」(68.2%)が上位。「勉強等」は36.0%。小学生では「ゲーム」(81.5%)、「動画視聴」(66.1%)が上位。「勉強等」は28.0%。

 満9歳までの低年齢層の子供の56.9%がインターネットを利用。年齢が高いほど利用率も高くなる傾向にある。インターネットを利用する機器は、「スマートフォン」(33.1%)、「タブレット」(26.7%)、「携帯ゲーム機」(15.2%)が上位。子供専用の機器を利用している割合は、「学習用タブレット」(75.9%)、「子供向け携帯電話」(69.8%)で高い。スマートフォンについては、87.9%とほとんどの子供が親と共用で利用している。

 なお、インターネットを利用すると回答した青少年の平均利用時間は、前年度と比べ約9分増加し、約169分。小学生は、平均利用時間が前年度と比べ約21分増加。目的ごとの平均利用時間は「趣味・娯楽」が最も多く、約106分だった。また、インターネットを利用している低年齢層の子供の平均利用時間は、約88分。目的ごとの平均利用時間は「趣味・娯楽」が最も多く、約66分だった。

 同調査結果は↓

https://www8.cao.go.jp/youth/youth-harm/chousa/h30/net-jittai/pdf/sokuhou.pdf