パーソルキャリアが運営する転職サービス「doda(デューダ)」が、dodaエージェントサービスを利用したビジネスパーソン約18万人を対象に2007年7月~2018年12月の期間に実施した「転職成功者の年齢調査」結果によると、2018年下半期の6ヵ月間に転職した人たちの平均年齢は31.7歳で、前回(2018年上半期)の31.6歳から0.1歳アップした。男女別では、男性の平均年齢は前回同様32.4歳、女性は0.1歳上がり29.8歳になった。
年齢の内訳をみると、最も割合が高いのは「25~29歳」の38.9%、次いで「30~34歳」の24.3%、「40歳以上」の13.8%が続く。前回と比べると、「24歳以下」、「25~29歳」、「40歳以上」の割合はいずれも下がり、「30~34歳」、「35~39歳」はそれぞれ上がっている。この半年間で転職をした人の人数は全ての年代で増加していたが、その中でも特に30代の転職決定者の伸びが大きいことが分かった。
10の職種別でみてみると、「企画・管理系」(34.6歳)が調査を開始して以降、初めて「技術系(建築/土木)」(34.3歳)を追い越し、平均年齢が最も高くなった。新規事業の立上げや、組織の戦略・仕組みづくりなどを担う「企画・管理系」の転職年齢は、2016年下半期から高止まりしている。一方で、「技術系(建築/土木)」の職種は2015年下半期の37.0歳をピークに下がり続けている。
公共インフラの整備や既存物件の修繕・老朽化対策などのニーズが絶えない「技術系(建築/土木)」の職種は、人手不足から未経験歓迎の求人も増加しており、転職年齢は2015年下半期の37.0歳をピークに下がり続けている。そのほか、前回と比べて変化が大きかったのは「専門職系」(33.9歳、前回比+0.8歳)と「事務・アシスタント系」(30.7歳、+0.7歳)、「技術系(医療/化学)」(31.4歳、−0.6歳)の職種だった。
職種別に年齢の内訳をみると、転職者のうち、20代の割合が半数を超えたのは「販売/サービス系」(67.2%)、「営業系」(59.6%)、「事務・アシスタント系」(52.9%)の3つの職種だった。30代の割合が高いのは「専門職系」(49.1%)、「クリエイティブ系」(47.4%)、「企画・管理系」(44.5%)で、40代以上の割合が高い職種は、順に「技術系(建築/土木)」(24.6%)、「企画・管理系」(23.8%)、「専門職系」(19.6%)という結果になった。
同調査結果は↓