転職活動の面接辞退の経験、27%が「ある」と回答

 エン・ジャパンが、運営する『エン転職』上で、転職活動で企業の面接を受けたことがあるユーザーを対象に実施した「面接辞退及び企業との面接準備実態調査」結果(有効回答数9066人)によると、転職活動での面接辞退の経験は、27%が「ある」と回答した。面接辞退を決めたタイミングは、半数近くが「面接の連絡が来てから、面接日前日まで」だが、中には「面接日当日」(8%)に辞退という人もいることが分かった。

 面接辞退の経験者の辞退理由(複数回答)は、「応募後に再考し、希望と異なると判断した」(40%)、「他社で選考が進んだ・内定を得た」(35%)、「ネット上で良くない評判やウワサを知った」(26%)がトップ3。応募後でも、求職者の志望度が下がり、辞退につながることもあるようだ。当日キャンセルの理由は、全体の回答に比べ、「応募先企業の対応が悪かった」(25%)、「面接に行くのが面倒になった」(18%)が目立った。

 一方、面接準備でやっておくべきこと(複数回答)は、「履歴書・職務経歴書の確認(不備や誤字脱字など)」(73%)が最多。理由を聞くと、「意外に履歴書、職務経歴書の誤字脱字は多い。手書きの場合はミスがよくあるので、冷静にもう一度見直したほうがいい」(24歳男性)、「誕生日を迎えて、年齢が変わったのにそのまま提出してしまったことがあった」(31歳女性)などという声が寄せられた。

 第2位は「想定される質問への回答内容の準備」(70%)。「なんとなく聞かれそうなことをその企業の口コミなどをみて考えておくと、当日焦らずに済む」(24歳女性)という声が挙がった。第3位は「自身が質問したい内容の準備」(62%)。「質問はあるか? という問いに、特にないと答えると興味を持っていないと思われるので、質問は2、3個用意するようにしている」(28歳女性)という声が寄せられた。

 転職活動中、企業との面接で聞かれたことがある質問(複数回答)は、「志望動機」(86%)、「現職(前職)の仕事内容」(80%)、「退職理由」(72%)がトップ3。また、企業との面接で、うまく回答できなかった質問(複数回答)では、「“何か質問はあるか?”という質問」(25%)が最多。「質問をしないと志望意欲が低いと思われそうで、無理にでも何かを聞くようにしている」(41歳女性)などの声が挙がった。

 面接辞退の実態調査結果は↓

https://corp.en-japan.com/newsrelease/2019/16294.html

 企業との面接準備実態調査結果は↓

https://corp.en-japan.com/newsrelease/2019/16296.html