もう一度行きたい温泉地トップは13年連続「箱根」

 寒い冬、旅行といえば何といっても温泉旅行。リクルートライフスタイル社に設置されたじゃらんリサーチセンターがまとめた「人気温泉地ランキング2019」(有効回答数1万1157人)によると、これまでに行ったことがある温泉地のうち、もう一度行ってみたい温泉地(5つまで回答)は、「箱根温泉(神奈川県)」(1951票)が13年連続でトップとなった。同ランキングは、「じゃらんnet」で予約をした全国の男女を対象に実施したもの。

 以下のランキングは、「草津温泉(群馬県)」(1806票)、「登別温泉(北海道)」(1413票)、「道後温泉(愛媛県)」(1311票)、「別府温泉郷(大分県)」(1270票)と続き、「登別温泉」、「道後温泉」は昨年からそれぞれ2ランクアップした。「箱根温泉」が選ばれた理由は、「街の雰囲気が好き」(57.3%)、「交通の便がいい」(55.9%)、「自然に囲まれている」(47.5%)、「手頃な料金で行ける」(31.5%)などが上位に挙げられている。

 一方、まだ行ったことはないが、一度は行ってみたいという全国あこがれ温泉地ランキング(5つまで回答)では、「由布院温泉」(1966票)が13年連続のトップ、以下、「乳頭温泉郷(秋田県)」(1845票)、「草津温泉(群馬県)」(1706票)、「道後温泉」(1427票)、「登別温泉」(1337票)までがベスト5。以下、「別府温泉郷」(1224票)、「指宿温泉(鹿児島県)」(1193票)、「下呂温泉(岐阜県)」(1122票)などが続く。

 最近1年間に行ったことがある温泉地ランキング(複数回答)では、「箱根温泉」(1336票)が昨年と変わらずトップ、以下、「熱海温泉(静岡県)」(897票)、「草津温泉」(815票)、「鬼怒川温泉(栃木県)」(682票)、「別府温泉郷」(670票)までがベスト5。ただし、いずれのエリアでも、居住地近郊の温泉地へ多数の票が集まる傾向にあり、関東・甲信越エリアの居住人口の多さが、ランキングの結果に影響しているとみられている。

 最近1年間に行ったことがある温泉地の総合満足度(1年間の訪問者100人以上)は、「奥飛騨温泉郷(岐阜県)」(満足度95.8%)が1位を獲得、2位「白骨温泉(長野県)」(同95.7%)、3位「わいた温泉郷(熊本県)」(同95.3%)。また、訪問者を50人以上100人未満とした「秘湯部門」では、1位「乗鞍高原温泉(長野県)」(同93.8%)、2位「秋田八幡平温泉郷(秋田県)」(同91.4%)、3位「小豆島の温泉(香川県)」(90.5%)となった。

 「人気温泉地ランキング」の詳細は↓
https://www.recruit-lifestyle.co.jp/uploads/2018/12/RecruitLifestyle_jalanOnsen2019_20181212.pdf