忘年会・新年会の想定予算は1回当たり平均4395円

 リクルートライフスタイルの「ホットペッパーグルメ外食総研」が、首都圏・関西圏・東海圏の男女を対象に実施した「忘年会・新年会の動向調査」結果(有効回答数9847人)によると、今年度の忘・新年会の参加回数の見込みは「昨年と変わらない」との回答が3圏域合計で78.8%だった。過去最高の数字を記録した昨年度(79.4%)よりはやや減ったものの、2012年の調査開始以来で過去2番目に高い数字となっている。

 「昨年より大きく増えそう」、「昨年よりやや増えそう」の“増加派”は計10.1%(前年同調査9.9%)、「昨年より大きく減りそう」、「昨年よりやや減りそう」の“減少派”は計11.1% (同10.7%)で、減少派が増加派を微妙に上回ったが、全体として大きな変化はなさそうだ。昨年度の参加実績では、忘年会で平均参加回数1.15回、新年会で同平均0.66回(共に0回含む)となっており、今年度も昨年度並みの参加回数になりそうだ。

 忘・新年会の予算については、想定予算では、1回当たり「5000円~6000円未満」(30.1%)と「3000円~4000円未満」(25.9%)の2つのボリュームゾーンがある。1回当たり「5000円~6000円未満」の数値が3割を超えたのは、2012年の調査開始以来、初めて。「0円(自分では払わない)」を除く今年度の想定額は、4395円(前年比+19円)と2年連続してプラス予想となった。

 忘・新年会の相手(複数回答)については、3圏域合計で最も多かった相手は「会社・仕事関係」で44.9%と過去最高を記録し、次いで「友人・知人関係」が37.3%だった。昨年度の調査では、「会社・仕事関係」は43.5%と過去5回の調査結果と比べても最低値だったが、今年度は一気に過去最高スコアを更新した。「会社・仕事関係」の忘・新年会予定が多いのは、30~50代の男性だが、20代の男女でも前年に比べて数値が増加している。

 今年度の忘・新年会で「積極的に参加したい相手」(複数回答)では、「友人・知人関係」が3圏域合計で30.3%と最も多かったが、前年比では0.7ポイントの減少(6年連続の減少)だった。「会社・仕事関係」は参加機会が多い半面で、積極的に参加したい割合は19.5%と低めだが、前年比では+0.9ポイント改善した。特に20代男女、30代男女での積極参加意向が増加している。

 同調査結果の詳細は↓
https://www.recruit-lifestyle.co.jp/uploads/2018/12/RecruitLifestyle_ggs_20181210.pdf