夫婦関係は実に4人に3人が「円満」との回答結果に

 明治安田生命が、11月22日の「いい夫婦の日」にちなんで全国の20~79歳の既婚男女を対象に実施した「いい夫婦の日に関するアンケート調査」結果(有効回答数1620人)によると、夫婦関係が「円満である」と回答した人は29.9%、「まあ円満である」(45.4%)を合わせると「円満である計」と回答した人が75.3%と、昨年から0.8ポイント減少したものの、依然として実に4人に3人が「円満」と回答する結果となった。

 一方、生まれ変わっても、もう一度結婚したいかどうかを尋ねてみると、「結婚する」(14.3%)と「たぶん結婚する」(28.3%)を合わせた「結婚する計」と回答した人は42.6%にとどまり、昨年との比較でも4.0ポイント減少した。結婚生活に「円満」と感じてはいるものの、生まれ変わっても再び結婚したいと思うほどの“理想の夫婦関係”と実感している人は減少しており、理想と現実にはギャップがあることがうかがえる。

 配偶者に求める条件では、「健康」(54.0%)がトップ、2位が「優しさ」(44.5%)、3位が「愛情」(38.0%)という結果になった。夫婦間のギャップをみると、夫は妻に「優しさ」(夫53.8%⇔妻35.2%)、「容姿」(夫21.1%⇔妻5.1%)、「愛情」(夫44.0%⇔妻32.0%)を求めるのに対し、妻は夫に「経済力」(夫5.9%⇔妻45.9%)を求める比率が圧倒的に高く、次いで「行動力」(夫7.8%⇔妻18.6%)と、求める条件に大きな差がみられた。

 夫婦円満のために必要なこと(複数回答)は、「よく会話をする」(69.6%)がトップ、2位が「感謝の気持ちを忘れない」(57.3%)、3位が「相手を尊重・信頼する」(54.2%)だった。一方、夫婦間で不満なこと(複数回答)は、「気が利かない」(20.0%)がトップ、2位が「整理整頓ができない」(17.7%)、3位が「家事の協力をしない」(11.7%)。不満は「特にない」と回答した夫は45.7%に対し、妻は24.0%と夫婦間で大きなギャップがみられた。

 夫婦の出会いのきっかけは、「職場の同僚・先輩・後輩」(30.2%)、「友人・知人の紹介」(23.1%)、「学校の同級生・先輩・後輩」(12.7%)の順。年代別にみると、20代・30代の約10%が「インターネット・SNS」、60代・70代は約20%が「お見合い」と、夫婦の出会い方に時代の移り変わりが感じられる。結婚に至るまでの交際期間は、「1年以下」(35.1%)、「2年以下」(24.8%)と、半数以上の夫婦が、交際2年以内で結婚している。

 同調査結果は↓
https://www.meijiyasuda.co.jp/profile/news/release/2018/pdf/20181115_01.pdf