楽天インサイトが全国の20代から60代の有識者の男女1000人を対象に実施した「副業に関する調査」結果によると、副業経験の有無は、「現在副業をしている」との回答が14.1%、「過去に副業をしたことがある」は16.6%、「副業をしたことがない」は69.3%となり、約3割が副業を経験したことがあることが分かった。また、婚姻状況別にみると、既婚者の12.5%が、未婚者では16.3%が現在副業をしているとの回答だった。
現在副業をしている人の副業内容(複数回答)は、「投資(株式、不動産、仮想通貨など)」(13.5%)が最も多く、次いで「接客・販売」(9.9%)、「不動産運用」(9.2%)、「ネットオークション・フリマアプリによる販売」(9.2%)となった。また、副業をしている理由(複数回答)は、「給料が足りないため」(47.5%)が最も多く、次いで「趣味、生きがいのため」(36.9%)、「仕事がなくなったときの保険のため」(17.7%)が続いた。
副業の頻度については、「毎日」と「2~3日に1度程度」との回答がそれぞれ最も多く22.0%で、「1週間に1度」以上が約7割(70.2%)を占めた。また、副業で得られる1月当たりの収入は、「3万円~5万円未満」が15.6%で最も多く、「10万円~50万円未満」(14.9%)、「5万円~10万円未満」(12.8%)が続いた。中央値(データを大きさの順に並べた時、中央に位置する値)は「2万円~3万円未満」となっている。
現在副業をしていない人(過去副業経験者+副業未経験者)が副業をしていない理由(複数回答)については、過去副業経験者は「体力的に余裕がないから」(47.6%)が最も多く、「時間がないから」(43.4%)、「やりたい副業がないから」(19.3%)が続いた。副業未経験者は「時間がないから」(34.2%)が最も多く、「会社で禁止されているから」(32.9%)、「体力的に余裕がないから」(28.6%)が続いた。
現在副業をしていない人の今後副業をする意向は、過去副業経験者では56.0%が、過去副業未経験者は41.4%が「意向あり」と回答した。また、「副業」に対するイメージ(複数回答)は、全体では「空いている時間にできてよい」が40.5%でトップ。副業未経験かつ意向がある人は、「空いている時間にできてよい」(56.1%)、「収入が増えて助かる」(42.2%)、「儲かる」(20.6%)と、副業に対してポジティブなイメージが高く出ていた。
同調査結果は↓
https://insight.rakuten.co.jp/report/20180927/?scid_wi_sidework201809