リクルートライフスタイルの「ホットペッパーグルメ総研」が発表した「社員食堂に関する調査」結果(有効回答数1万343人)によると、社食について、 昼食で使える「社食がある」との回答が22.7%、「社食がない」が47.8%、「勤めていない、その他」が残りの29.5%という回答だった。性年代別では、20代で「社食がある」環境が多く、20代男性ではほぼ半数の49.9%が、20代女性でも29.0%が「社食がある」と回答している。
「社食がある」人の昼食での利用頻度は、「社食はあるが、ほとんど利用しない」と回答した人が45.8%と半数に近く、これを週の利用日数「0日」とカウントして推計すると、社食環境がある人の週平均の利用日数は2.1日となった。性年代別では、女性で「社食はあるが、ほとんど利用しない」がどの世代でも50%を超えて高く、逆に男性では30・40・50代で「週5日」利用する人が30%を超えて多かった。
社食がある人が社食を利用しない日の昼食方法(複数回答)は、「コンビニやスーパー等で購入」が47.1%で最多、次いで「自分や家族が作った弁当などを持参」が38.9%、「外部の飲食店で外食」が31.1%。性年代別では、20代男性で「コンビニやスーパー等で購入」が59.2%と顕著に多く、女性の全世代で「自分や家族が作った弁当などを持参」が多かった。また、「外部の飲食店で外食」は20・30代男性と60代男性で多い。
社食がある人が社食を利用したいと思う理由(複数回答)は、「有料だが、安く食べられるから」が47.2%と半数に近く、次いで「外部に出るのが面倒だから」が26.7%、「短時間で済ませられるから」が23.1%。どちらかというと料理の内容よりも価格や時間短縮といった物理的な条件が上位に並んだ。性年代別では、20代が男女共に「味がよい・おいしいから」と料理の内容を評価した人が全体平均よりも高くなっている。
一方で、社食がある人が社食を利用したくないと思う理由(複数回答)は、「特に理由はない」(30.5%)を除き、「おいしくないから」が22.1%で最多、次いで「金額が高いから」が16.6%、「メニューの種類が少ないから」が15.0%。社食を使いたい理由と比べると、料理の内容についての選択肢が上位に選ばれている傾向だ。 性年代別では、50代の男女で「おいしくないから」が全体平均より多く、20・30代女性では「金額が高いから」が多い。
同調査結果の詳細は↓
https://www.recruit-lifestyle.co.jp/uploads/2018/09/RecruitLifestyle_ggs_20180904.pdf