明治安田生命が同社の契約者約655万人を対象に実施した「全国同姓調査」結果によると、姓の全国順位は、1位「佐藤」(占率1.53%)、2位「鈴木」(同1.44%)、3位「高橋」(同1.14%)と、同調査を開始して以来不動の御三家がベスト3にランクインした。次いで4位「田中」(同1.06%)、5位「渡辺」(同0.94%)、6位「伊藤」(同0.90%)と続く結果となった。調査は2013年以来5年ぶりで、1~3位の結果は前回と変わらない。
占率をみると、ベスト10までの合計では全体の10.22%と、日本国民の10人に1人がベスト10の姓という結果に、また、100位までを合計すると約33.38%と、実に日本国民の3人に1人がベスト100の姓であるという結果となり、特定の姓に集中している傾向がみられた。また、全国に10万種類超あるといわれる日本人の姓だが、当調査においても、全国人数が100人以下という少数の姓が約6万種類近くみられた。
東日本、西日本の地域別にみると、東日本では、全国2位の「鈴木」がトップ。次いで全国1位の「佐藤」、全国3位の「高橋」という順になった。また、地域別では、北海道・東北地方では全国13位の「佐々木」が4位、全国24位の「阿部」が7位、全国91位の「千葉」が10位にランクイン。また、中部地方では全国10位の「加藤」が3位、全国12位の「山田」が7位となるなど、地域ごとの特色がみられる結果となった。
全国第1位の「佐藤」は、北海道、東北地方(青森県を除く)の各県でトップとなり、「北」に多いのが特徴。全国47都道府県中9自治体でトップ、22自治体でベスト5に入っている。全国第2位の「鈴木」は、群馬県を除いた関東地方の各県や、静岡県、愛知県でトップとなるなど、「東」に多いのが特徴。全国47都道府県中8自治体でトップ、14自治体でベスト5に入っている。
一方、西日本は、全国順位4位の「田中」がトップ、次いで全国順位9位の「山本」、全国順位7位の「中村」と続き、全国順位とは異なる結果となった。地域別をみると、近畿地方では全国11位の「吉田」が5位、全国17位の「井上」が6位に。中国・四国地方では、全国42位の「藤井」が7位、九州・沖縄地方では、全国29位の「山下」が8位、全国191位の「古賀」が10位となるなど、地域別の特色がみられる結果となった。
「田中」は、福井県のほか、近畿地方の4自治体(滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県)、中国・四国地方の2自治体(鳥取県・島根県)、九州地方の3自治体(佐賀県・福岡県・熊本県)と全国47都道府県中10自治体でトップ、26自治体でベスト5に入っている。「山本」は、北陸地方のうち2自治体、近畿地方のうち2自治体、中国・四国地方のうち6自治体と、全国47都道府県中10自治体でトップ、21自治体でベスト5に入っている。
同調査結果の詳細は↓
https://www.meijiyasuda.co.jp/profile/news/release/2018/pdf/20180808_01.pdf