エン・ジャパンが、同社が運営する女性向け求人情報サイト「エンウィメンズワーク」上で実施した「女性が選ぶ理想の上司ランキング調査」結果(有効回答数480人)によると、女性が選ぶ「理想の上司」は全年代でトップが「天海祐希」だった。2位は「タモリ」、3位は「北野武」。年代別の第2位は、20代 が「明石家さんま」、30代が「所ジョージ」、40代が「北野武」がそれぞれランクインしている。(敬称略=以下同)
上司との関係性やマネジメントが、仕事のパフォーマンスに影響するかどうかについては、女性の98%が「影響する(「かなり影響する」74%、「多少影響する」24%)」と回答。働く上で、上司の影響度が非常に強いことがうかがえる。また、これまで「良い上司に出会ったことがある」との回答は78%。一方で、「困った上司のもとで働いたことがある」は94%と、上司に恵まれなかったと感じているほうが圧倒的に多い。
「良い上司」と感じるポイント(複数回答)について、全体のトップ3は、「信頼できる」(51%)、「尊敬できる」(38%)、「仕事に対する責任感がある」(37%)。以下、「指示が的確である」(27%)、「良い所や頑張りを認めてくれる」(25%)、「コミュニケーション力がある」(24%)、「話を聞いてくれる」(21%)などが挙げられた。年代別でみると、20代のみ「仕事に対する責任感がある」(42%)が第1位だった。
一方、「困った上司」と感じるポイント(複数回答)のトップ3は、「人によって態度が違う」(47%)、「気分に浮き沈みがある」(38%)、「その時々で指示がかわる」(33%)と、人やタイミングによって変わりやすい態度が、部下の不信感をつのらせていることが分かった。年代別にみると、特に20代は「気分に浮き沈みがある」(46%)が第1位で突出して高く、40代は第3位に「責任感がなく人のせいにする」(33%)がランクインしている。
「良い上司」とのエピソードをみると、「部下のミスは自分の指導が悪かったせいだと、一緒にミスの原因を探し、改善策を徹底的に話し合って考えてくれた」(26歳)や、「仕事に詰まったとき、時間を割いて解決の糸口を探してくれて、『困る前に、またなんでも相談しに来ていいよ!』と言ってくれた」(29歳)、「子どもの急な体調不良のときなどに、仕事のフォローや時間的な融通などの協力をしてくれた」(33歳)などの声が寄せられた。