リクルートライフスタイルが関東・関西の20~50代の男女を対象に実施した「飲みたい街ランキング調査2018」結果(有効回答数4146人)によると、関東エリアは、「新宿」(昨年2位)が初めて王者に輝いた。2016年のニュウマン開業以降のおしゃれなイメージの定着や、小田急線の複々線化に伴う増便などでの利便性のアップ、高級店からリーズナブルなお店まであり、老若男女誰でも楽しめる街ということが1位獲得の要因となった。
また、2位の「銀座」(昨年1位)や順位を維持した3位「恵比寿」が、不動の人気を示す結果になった。4位の「池袋」(同6位)、9位の「上野」(同14位)、12位の「赤羽」(同15位)といずれも路地裏やガード下に安く飲める飲み屋が並ぶ、ディープな印象の街に人気が集まり、軒並み昨年からランクアップ。「上野」は2015年の調査開始から初めてのTOP10入りとなった。
関西エリアでは、2015年の調査開始から4年連続で「梅田」が1位を獲得。大阪屈指の繁華街の人気は不動だった。2位「三宮駅周辺」、3位「難波」は昨年と変わらず。6位を獲得した「心斎橋」は、昨年11位からランクアップ。幅広いジャンルのお店が軒を連ねる「心斎橋」は、特に20代女性から高い支持を得たのが特徴的。チーズダッカルビや炙り肉バルなど、話題性のあるお店の存在も上位にランクインした要因の一つだ。
一方、「コスパのいい街ランキング」は、関東はサラリーマンに大人気の「新橋」が首位を獲得。僅差での2位は「赤羽」、続いて3位は「上野」。ホットペッパーグルメ外食総研が実施した2016年の外食市場調査によると、TOP3の街に関しては、首都圏の平均単価よりも単価が高い傾向が見られ、ただ安いだけでなく、値段に対して「満足感が高い」、「お得感が強い」という印象で、コストパフォーマンスの良さが評価された結果となった。
関西の「コスパのいい街ランキング」では、サラリーマンの強い味方の街「京橋」が1位を獲得。2位の「新世界」とともに、B級グルメ店がひしめくディープなエリアが人気を集めた。3位の「梅田」は、好アクセスと大阪随一の飲食店数とバリエーションの豊富さが人気の理由。4位の「天満」は、近年、小規模な店舗が多く立ち並び、はしご酒をしやすい街となっていて、20代女性に限ると1位の支持を得ていることで、上位進出を果たした。
同ランキングは↓
https://www.recruit-lifestyle.co.jp/uploads/2018/04/RecruitLifestyle_hp_20180426.pdf