牛・豚・鶏肉ともに脂身の少ない肉が選ばれる傾向

 日本政策金融公庫が、「消費者動向調査(1月調査)」において実施した「畜産物の購入についての特別調査」結果(有効回答数2000人)によると、過去1年間で食肉を購入した割合は、全体で「牛肉」が78.4%、「豚肉」が87.4%、「鶏肉」が84.5%となった。また、「卵」は全体の89.2%、「牛乳」は全体の79.0%となった。これらを「購入した」と回答した割合を年代別にみると、70代で最も高く、20代で最も低くなった。

 過去1年間で購入したと回答した品目について、購入時に気にすることは、「価格」を“気にする”(「非常に気にする」「ある程度気にする」の合計)割合はすべての品目で9割を超えた。「鮮度」を“気にする”割合はすべての品目で約9割となった。食肉について「国産かどうか」を“気にする” (「非常に気にする」「ある程度気にする」の合計(以下同じ))割合は、いずれの品目も約7割となった。

 過去1年間で牛肉を購入した者に「赤身肉」と「霜降り肉」のどちらを購入するかについては、“主に赤身肉を購入する”(「常に赤身肉+赤身肉を購入することが多い)割合が69.8 %となった。過去1年間で豚肉を購入した者に「脂身の少ない豚肉」と「脂身の多い豚肉」のどちらを購入するかでは、“脂身の少ない豚肉を購入する”(「常に脂身の少ない豚肉+脂身の少ない豚肉を購入することが多い)割合が67.4%となった。

 過去1年間で鶏肉を購入した者に「脂身の少ない鶏肉」と「脂身の多い鶏肉」のどちらを購入するかでは、“脂身の少ない鶏肉を購入する”(「常に脂身の少ない鶏肉+脂身の少ない鶏肉を購入することが多い)割合が67.1%となった。牛乳を購入する際に脂肪分の量を気にするかでは、“脂肪分の量を気にする”(「非常に気にする」「ある程度気にする」の合計)と回答した割合は60.4%となった。

 同調査結果は

https://www.jfc.go.jp/n/release/pdf/topics_240321a.pdf