魚を食べる頻度「週に1回以上」75%、50代は82%

 マルハニチロが全国の20歳~59歳の男女を対象に実施した「魚食に関する調査」結果(有効回答数1000人)によると、魚を食べている頻度は、「ほぼ毎日」が2.7%、「週に4~5回程度」が6.2%、「週に2~3回程度」が39.1%、「週に1回程度」が27.1%となり、合計した『週に1回以上(計)』は75.1%となった。世代別にみると、週に1回以上の頻度で魚を食べる人の割合は、40代(80.0%)と50代(81.6%)が高くなった。

 日頃の魚の食べ方(複数回答)については、「切り身(漬け魚除く)」(66.8%)が最も高く、次いで、「刺し身(パック刺し身など)」(62.0%)、「寿司」(53.0%)、「練り物(かまぼこ・ちくわなど)」(37.3%)、「干物」(34.8%)などが上位に挙げられた。また、好きな魚(複数回答)は、「サケ」(60.0%)が最も高く、次いで、「マグロ」(53.7%)、「サンマ」(48.9%)、「サバ」(46.2%)、「ブリ」(44.4%)となった。

 男女別にみると、男性回答では「マグロ」(52.8%)、女性回答では「サケ」(70.2%)が最も高く、男性には“マグロ好き”、女性には“サケ好き”な人が多いようだ。缶詰で食べたい魚(複数回答)では、「サバ」(39.6%)がダントツで、DHAやEPAが豊富に含まれるサバを缶詰で食べたいという人が全体の4割となった。以下、「サンマ」(21.0%)、「イワシ」(13.9%)、「マグロ」(13.0%)、「サケ」(12.7%)が続いた。

 魚料理に対して持つイメージ(複数回答)については、「ヘルシー・健康によい」(65.5%)が最も高く、次いで、「DHAが摂れる」(52.8%)、「ごはんと合う」(39.5%)。健康的というイメージや、体にとって大切な栄養素を摂ることができる、ごはんとの相性がよいといったイメージを持っている人が多いようだ。以下、「カルシウムが摂れる」(34.5%)、「日本的」(29.3%)が続いた。

 好きな魚料理(複数回答)では、「刺し身」(75.5%)と「寿司」(74.9%)が高く、生の魚の味を楽しめる料理が人気。以下、「丼もの(海鮮丼や鉄火丼)」(52.9%)、「焼き魚」(50.9%)、「天ぷら」(47.6%)が続いた。男女別にみると、「ムニエル」は女性では40.0%と、男性(15.0%)と比べて25.0 ポイント高い。デートの食事で食べたい魚料理(複数回答)は、「寿司」(55.1%)がトップ、次いで、「刺し身」(36.2%)、「天ぷら」(24.5%)となった。

 同調査結果は↓

https://www.maruha-nichiro.co.jp/corporate/news_center/research/pdf/20201007_research_gyosyoku2020.pdf