「オンライン面接」をしたことがある企業は26%

 エン・ジャパンが、運営する求人支援サービス『engage(エンゲージ)』を使っている企業を対象に実施した「オンライン面接に関するアンケート調査」結果(有効回答数935社)によると、これまでに「オンライン面接」をしたことがある企業は26%だった。業種別にみると、実施経験が最も多いのは「IT・インターネット関連」(58%)。一方、「不動産・建設関連」、「サービス関連」や「その他業種」では実施経験がない企業が多いようだ。

 これまでにオンライン面接したことがある企業がオンライン面接を導入した時期についは、最も多かったのは「1~3ヵ月前」が66%、次いで、「1年以上前」が21%、「4~6ヵ月前」が7%だった。業種別にみると、他の業種に比べ、「広告・出版・マスコミ関連」や 「IT・インターネット関連」では、1年以上前から導入している企業がそれぞれ44%、31%と多い結果となった。

 また、これまでにオンライン面接したことがある企業がオンライン面接を導入した理由(複数回答)については、「新型コロナウイルス感染拡大を受けて」が70%と最も多く、次いで、「遠方に住む応募者に対応するため」(59%)、「応募者対応を迅速に行うため」(29%)、「面接交通費等のコスト削減のため」(22%)、「面接官の業務効率化、選考時間の短縮のため」(19%)などの理由が続いた。

 今後のオンライン面接の実施意向については、オンライン面接の実施経験がある企業では、71%が「したい」(「したい」34%、「どちらかといえばしたい」37%)と回答し、どの業種も半数以上が「したい」と回答した。一方、実施経験のない企業では、52%が「したくない」(「どちらかといえばしたくない」37%、「したくない」15%)と回答。特に「メーカー」や「商社」は抵抗感が強いようだ。

 今後、オンライン面接を積極的に実施したい企業からは、「来社による日程調整の手間が省けるので、採用までの時間短縮に繋がる」(商社/101名~300名)、「面接のドタキャンも減り、地方の方の応募・採用もできるようになった」(メーカー/51名~100名)、「面談者、対応者側とも両方にとって、コロナ対策、手間暇、交通費含めて、メリットが多いため」(IT・インターネット/1~50名)などの声が寄せられている。

 同調査結果は↓

https://corp.en-japan.com/newsrelease/2020/23725.html