社会人1年生の初任給の使い道、「貯蓄」が半数以上

 ソニー生命保険がこのほど発表した「社会人1年目と2年目の意識調査」結果(有効回答数1000人)によると、2019年春から働き始める社会人1年生(500名)の初任給の使い道(複数回答)は、「貯蓄に回す」が53.2%で最も多く、次いで、「生活費(食費など)に充てる」が36.4%、「親への贈り物を買う」が31.0%となった。社会人1年生の半数以上が、初めての給料について貯蓄したいと考えていることが分かった。

 次に、就職してから1年が経つ社会人2年生(500 名)の初任給の使い道(複数回答)については、「貯蓄に回す」が38.0%で最も多く、次いで、「生活費(食費など)に充てる」が32.6%、「自分にちょっと良い物を買う」が29.6%となった。社会人1年生と2年生の回答を比較すると、「貯蓄に回す」(社会人1年生53.2%、2年生38.0%)は社会人1年生のほうが15.2 ポイント多い結果となった。

  良い会社(職場)だと感じる会社(複数回答)は、「職場の人間関係が良い」が57.0%で最多、次いで、「福利厚生が充実している」53.4%、「給与が高い」46.3%。人間関係や福利厚生など、働く環境の良さを評価の基準にしている人が多い。男女別にみると、「職場の人間関係が良い」(男性50.4%、女性63.6%)や「女性が活躍している(女性管理職がいるなど)」(男性9.2%、女性28.0%)では、女性のほうが10ポイント以上多くなった。

 最初に就職する(した)会社で、どのくらいの間働いていたいかは、社会人1年生では「定年まで働きたい」が27.2%で最多だったのに対し、社会人2年生では「すでに辞めたい」が27.4%で最多だった。社会人1年生は、社会人生活への期待から、できるだけ長く働きたいと考える人が多いのではないだろうか。一方、社会人2年生は、1年間働いてみた結果、同じ職場で働き続けたいという気持ちが薄れてしまった人が少なくないようだ。

 落ち込んでいるとき(仕事上で失敗したときなど)に、先輩社会人に言われたら、やる気に火がつくセリフ(3つまで回答)は、「君がいて助かった、ありがとう」(43.0%)、「本当によく頑張った」(30.7%)、「何でも相談してね」(25.8%)がベスト3。自分の働きぶりを認めてもらえると、モチベーションが大きくアップ。また、「次も君に任せると決めた」(14.7%)、「次は必ず成功するよ」(11.4%)などでやる気に火がつく場合も少なくない。

 同調査結果は↓

https://www.sonylife.co.jp/company/news/2019/files/190418_newsletter.pdf