5月の訪日外客数は5月として最高の267万5千人

 日本政府観光局(JNTO)がこのほど発表した2018年5月の訪日外客数(推計値)は、前年同月比16.6%増の267万5千人にのぼった。2017年5月の229万5千人を38万人以上上回り、5月として過去最高を記録した。航空路線の新規就航や増便、チャーター便の就航による航空座席供給量の増加や、好調なクルーズ需要に加え、継続的に展開している訪日旅行プロモーションの効果も相まって、訪日外客数全体としては堅調に推移した。

 この結果、1~5月の累計では前年同期比15.6%増の1319万4400人(前年同期1141万790人)と1300万人を突破した。2017年の年間訪日外客数は2869万1073人だったが、2018年は年間3000万人を上回る可能性が高まっている。ちなみに、政府は、2020年までに訪日外客数を4千万人、消費額を8兆円にする目標を掲げている。市場別では、マレーシアを除く19市場で5月として過去最高を記録した。

 昨月に引き続き好調な伸びを記録した「中国」に加え、欧州・豪州・北米の9市場すべてで前年同月比二ケタ増を記録した。地域別では、トップは「中国」で、前年同月比29.3%増の66万8600 人と、5月として過去最高を記録。クルーズによる訪日の伸びは限定的だったものの、好調な個人旅行需要に加え、団体旅行も大幅に増加し、4月に引き続き、訪日者数は好調に推移した。

 2位は「韓国」で、前年同月比14.6%増の64万400 人。航空路線の新規就航や増便による航空座席供給量の増加に加えて、為替レートが円安で推移したことも追い風となり、訪日者数は堅調に推移。3位の「台湾」は、同8.0%増の44万100 人。東北や山口など、地方へのチャーター便就航や定期便の増便などによる航空座席供給量の増加に加え、大型船を含むクルーズ船の寄港もあり、訪日者数は堅調に推移した。

 4位の「香港」は、前年同月比4.9%増の19万500 人で続いた。航空座席供給量の増加に加え、5月下旬の祝日が連休を取得しやすい日並びであったことによる、当該時期の旅行需要の高まりもあり、訪日者数は堅調に推移。そのほか、5月からのジャカルタ-成田間の格安航空会社(LCC)が新規就航した「インドネシア」が同26.5%増の3万1500人など、アジア圏の国々が引き続き全体をけん引した。

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