18年度新入社員、「第一志望」入社が8割で過去最高

 日本生産性本部が、同社主催の新入社員教育プログラム等の参加者を対象に実施した「2018年度新入社員の春の意識調査」結果(有効回答数1914人)によると、「あなたにとって、今の会社は第何志望でしたか?」との質問に対して、「第一志望」と答えた割合が80.6%となり、4年連続で上昇し、1997年の設問開始以来、2017年の79.5%を上回って2年連続で過去最高を更新したたことが分かった。

 次に、「自分のキャリアプランに反する仕事を、我慢して続けるのは無意味だ」の質問に対して「そう思う」と答えた割合が38.0%と、昨年度比6.4ポイント上昇し、2006年の設問開始以来最高。また、「残業は多いが、仕事を通じて自分のキャリア、専門能力が高められる職場」と「残業が少なく、平日でも自分の時間を持て、趣味などに時間が使える職場」の二者択一では、後者と答えた割合が75.9%と、1998年の設問開始以来最高となった。

 そのほか、マニュアルに書かれていないことが起きた際、「すぐにストップしてあとは先輩や上司に聞く」とする回答が過去最高(73.9%)となっている。「ある仕事をやっているうちに、研修で教わったマニュアルに書かれてないことが起きました。このとき、あなたは……」との問いに対し、「すぐにストップしてあとは先輩や上司に聞く」と答えた割合が73.9%と、1997年の設問開始以来最高となった。

 また、「従来の基準や慣習には反しても、法律に反しないことであれば、どんな手段や方法をとっても問題はない」の質問に対し「そう思う」と答えた回答が3年連続増加して23.4%となり、2006年の設問開始以来過去最高となっている。

 同調査結果は↓
https://activity.jpc-net.jp/detail/ird2/activity001536/attached.pdf